1泊2日キャンプ～夜更けから翌朝撤収まで

ジャズの音色で佇むこと30分ほど


少々肌寒くなってきたので、テントに移動




家であらかじめダウンロードしておいた、クレヨンしんちゃんをタブレット上映し


しばしのんびりタイム


頃合いを見計らって、外へ出てお湯を沸かす私


寝る前に、娘の身体を拭いてあげようと思いまして




お風呂がないもので、せめて身ぎれいにしてあげたいですからね


お湯を沸かしては大きい鍋に移し、沸かしては移しを繰り返し

およそ2人分のお湯を確保



映画の終わりに合わせ、娘の洗髪をしてあげました



再びテント内に戻り、身体をお湯をつけたタオルで身体を拭いてあげようとすると


娘「暗いし、誰もいないから外でパッパと拭いちゃいましょうよ」




それもそうか、外灯もない真っ暗闇だし、幸い誰もいないし


思い立ったらすぐ行動の親子


私もそそくさと服を脱ぎ、髪を洗って身体を拭こうとした瞬間




誰かの声「こんばんは～」




・・・



娘&私「こんばんは～」






・・・




・・・・・・








人、いたじゃね～か




いやいや、さっき誰もいなかったし



ここってけっこう人里離れた場所だし





・・・








と、とりあえず急いで服を着て


そ～っと確認すると



けっこう遠くのほうに、ランタンらしきあかりと焚き火をしている様子が見え


どうやら私たちの知らない間に、別客が来ていたようで





娘「暗くて見えないわよ、これだけ近くたってママの裸見えないんだから大丈夫！」




・・・それもそうか




いや、大丈夫じゃね～よ




次からは、安易に服を脱がないように心がけようと

決意した私でした




洗髪後は、テントに入り寝袋にくるまって



横になりながら、尽きない話に華を咲かせ


学校の事やお友達の事を話す娘に耳を傾け


いつしか娘は、愛犬を腕に夢の中




時間は9時半ごろでしょうか



起こさないよう、静かにテントを抜け出し


椅子に座って、ボーっと空を仰ぎながらタバコに火をつける私






遠くのテント客も、すでにテント入りしたようで


焚き火の明かりも見えなくなってました




ひとり佇む私の後ろから、「クゥ～ン」と愛犬が鳴き

どうやら、私がテントの外で何か食べてると勘違いした愛犬が、催促したようです




愛犬を抱っこし、再び椅子に座ってのんびり




愛する人と、こうしてのんびり出来るのが


私にはとっても幸せ



タバコの火を消して、テントに入り


時計の針は、ちょうど10時

娘の寝袋に愛犬を忍ばせ、すぐ横に私も近づき


明かりをわずかにつけたまま、ラジオも小さな音でかけっぱなしのまま


眠りにつきました





スズメの鳴き声が、近くに響き


私が起きたのは、朝4時



平日に起きる時間に、ついつい起きてしまうという


身体に染み付いた習慣




娘を起こさぬよう、そっとテントから出て


すぐ脇にそびえる森へ、突入





そうなんです、おしっこする場所がないので


こういう場所でするしか




用を足し、テントに戻ると


私の足音で娘が目を覚ましました




「おはよう」の挨拶とキスをして

私はお米を、娘はお味噌汁を作り始めました


おかずは、昨日焼かずに残した各種お野菜


クーラーボックス保管なので、まだまだ冷え冷えで腐る心配もなし





しっかり朝食を平らげ、仲良くお片付け


回収は少々時間がかかりましたが、ある程度昨晩のうちにまとめておいたので


思ったよりも楽です




全ての道具をしまい、車に乗り込み


6時前には、キャンプ地を後に





よっぽど楽しかったのか、帰り道の娘に


娘「次はいつ行く？」と何度も催促され


必ず行くことを約束するハメに




行きの道から1本逸れ、山道を楽しく走り抜け


2時間ほどで帰宅




まだまだ家では、両親が朝食の最中



お片付けを手伝い、お洗濯物を干したあと


使ったタープとテントは、結露で濡れてしまったので



日陰で広げて、干しました




合間に愛車を娘と仲良く洗車し



お昼を食べたあとは、娘と愛犬はお昼寝タイム




私は夕飯の支度を始めつつ


両親が出かけて静かな我が家にて、娘に隠れお慰め



いえいえ、わずか5分ほどでしたよ



たまにはいいじゃないですか





そんなこんなで、心も体も満足な私なのでした