セックスはたったの30分くらいだけど

大学を出て、もう12年

生まれたての子どもが小学6年生になるくらいの年月が過ぎたんですね


人生はあっという間に終わってしまうものなのかもしれませんね


大学生活は、私のそれまでの人生で

初めて「人間らしさ」を教えてくれた時間でした


本当のお友達や、本当の思いやり

本当のものを沢山教えてもらいました


それでも、人様と同じように

人からの裏切りもありましたし、騙されることもありました


そういうときに限って、自分の中の「いい子ちゃんでいたい」が出てくるものなんですね


まあ、日記に幾度となく書いている私の最愛の彼ですが

顔じゃない部分でモテるところが非常に多く
（私はすごくカッコよく見えてますが、多分世間のイケメン度の評価は低いほうです）

男らしさだとか、気配りだとか

その人の仕草や言動でモテてる部分99％な男性でして


俺物語の主人公、猛男（たけお）くんに近いものを感じるんですよね


そんな彼ですから、私の目の届かない部分では

他の女性に告白されてたりとか、飲み会でお持ち帰りされよう的なことをされたりとか

不安で不安でしょうがない部分も多々あったんですよ


一番衝撃だったのは、相手の女性が酔ったふりして

セックスしてしまおうと服を脱いで迫ったときがありまして


詳しいことは割愛しますけど、場所は私のアパート

部屋には彼と全裸の女性

玄関越しに私（ドアは閉まった状態、窓が開いているので中の様子はわかる）


この状況になったときは、私は諦めようとしたんですよ


相手は休日を利用してモデルしているような人だし

家はお金持ちだし、みんなに好かれてるし


この子と付き合ったほうが、彼は幸せなのかもと思ったら

スッと身を引くのがベストに感じたんですよね


でも、彼が言ってくれたのが

「気持ちは嬉しいけど、簡単にセックスしたらいけないよ。
俺はね、圭子（私の名前）が好きだから
あいつを裏切ることは、絶対に出来ない。」



玄関のドア越しに聞いてたんですけどね・・・


私に気づいてないと思うんですけどね・・・



私の目の前じゃなくても、そういうことをちゃんと言ってくれるってわかっただけで

私なんかでも、愛してもらえてるってだけで


すごく嬉しかったんですよね



だからね、今でもその思いが強くて

簡単に他の人を好きになれないんですよ


簡単にセックスすることを許せないんですよ


現代からしたら、重いって言われちゃうんでしょうけど


ずっとこの考えは、曲げないでいたいんですよね




掲載元
http://densetuno.kir.jp/oppaisan/situation/bijyobinyu/005.jpg