男性性と女性性 3

大学に無事入学
父親譲りの文学好き
と言うより国語の先生に成るかもと
意識していたから
文学部以外は考えていなかった

早く恋をしたかった
クラスの半分は女の子
この時期同世代は
女性の方が精神年齢が高い

九州男児の私は
女性にリードされるのが嫌い
と言うより苦手

部活もずっとやって来た楽器を活かした音楽部
そこにもタイプの女の子は居なかった

唯一受けたことがある
新入生歓迎コンパで春歌を覚えて
それをクラス会で男友達を誘って踊りながら披露
もちろん伏字無し
やり過ぎだと女の子達からブーイング
割り箸が飛んで来た

そう、好きなタイプが居なかったから
明るくはしゃげた

でも本音は
恋より先にやりたい！
でも誘えない
いけないことだから
悪い奴のする事だから
私は優等生…

そんな事無いのに
父親の教え？
相手を選らんでいたのかな
誰でも良くはなかったから

最初にするのは
理想の相手としたい

17の時痔の手術で入院
4歳歳上の看護婦さんとラブラブに成った
毎日顔出して声かけてくれ
ナースステーションに探しに行くと
彼女は居ないわよ
と婦長さんにからかわれる周知の事実

屋上で二人きりで抱き合う寸前迄行ったのに
私は身体が固まり彼女もリードしてくれず
退院後デートして家まで来てくれたのに
恥ずかしくて並んで歩けず前を行く私
ハグも無かった
二人ともM？

彼女が出来たら優しくしてあげてね
意味が解らなかった

クラスにもクラブにも居ないなら
アルバイト先で先輩に聞いた話
台湾に行けば好きな女とやれる
良い女沢山いるぞ
自由に選べるぞ

そうか、もうそれしか無いか
海外旅行だ！
そしてクラブ活動休んでアルバイトに集中した
パスポートやビザのの取り方教わった

大義名分は取材旅行
私もやっと男に、次回は台湾編です