（オモテの続き）Hｼﾘｰｽﾞ★Ｎ代さんの自己矛盾

私：「N代さんは家に帰る気がないのかしら？母親と姉がいるんだから戻ればいいのに」

Cさん：「T代夫人やR代さんと仲悪いし、あのふたりもN代さんを良く思っていないようだしね。実際、子供の頃から、親や姉に恥を書かせる事を数え切れないほどしたようだよ。T氏やT代夫人、R代さんが旧A＋B団体に入会したのだって、もとはといえばN代さんの事を悩んだから解決法が見つかるかと思ったってのが動機らしいね」

N代さんのように精神を病んだ人の心を安らがせるために、A団体もB団体も存在する。目下のところ、N代さん自体がA団体・B団体どちらにも所属したがっていないらしい。それは旧A＋B団体の頃からそう。T氏一家のなかでN代さんだけが会員になっていなかったそうである。

Cさん：「N代さんはどうも束縛されるのが嫌みたいだね。女性後見人が好き勝手やらせてくれないから気にいらなかったようだね」

「でもね、不思議なのは」とCさんが話を続けた。

Cさん：「N代さんは後見人を欲しがってるそうなんだ。親の愛情に飢えて育った寂しさから、誰かに親のようになってほしいんじゃないかな。だから、アホマスゴミ君に後見人としていい人いないか？と相談したりするのかも」

私：「N代さんは心の中では自分を気遣ってくれる人を探してるんだと思いますよ。でも元来の精神不安定で我ままな部分がすぐ出てきて後見人を気に入らなくなる。で、また気遣ってくれる誰かを探す、それの繰り返しになってるのでは？」

Cさん：「困ったもんだね。複雑な心理は。いくら他人がアドヴァイスしても、最終的に治すのは自分だからなぁ・・・」

私：「せんだんは双葉より芳しの逆パターンみたいですね。Ｎ代さんは子供のときから異質だったらしいし」

Ｃさん：「以前、大阪女支部長やＩ広報部長から聞いたよね。小学校のときから凄かったらしいね」

私とＣさんは、以前、何人かに聞いたＮ代さんの話を思い出して話した。

Ｎ代さんは、小学校でも問題児だったそうである。先生の言う事を聞かない、協調性がない、気にいらない子を苛める、

自分が非難されると泣き喚き、暴れて校舎内を走り回るなどなど。

Ｔ代夫人も何回も学校に呼び出され、何回かは担任に「Ｎ代ちゃんを転校させてくれないか」とまで言われたそうである。

Ｃさん：「極めつけが、調理実習のときのあの件だね。学校が伏せたから騒ぎにならなかったけど」

（後日に続く）