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ピリオド

2010年02月25日 17:09

昨日のデジログにも書いたように、
元彼がうちにやってきました。

彼はまるで何もなかったような素振りをして、
ネット環境の問題を解決すべく、
いろんな事をしていたのだけど、
何せうちに来たのが夜の11時過ぎ。
そしてちょっと私のパソコンに問題があったりしたこともあって、
結構時間がかかっちゃって。

横で見ているだけしかできなかった私は、
つい、うとうとしてしまったりして。

しばらくして少し休憩、という話になったとき、
彼が私に言ったの。

「最後にもう一度だけしていい?
 そうじゃないと、自分の中でピリオドがやっぱり打てない」

そうだよね、一方的に私は理由も言わずに、
彼に「もう会えない」と電話で言っただけで。

それで、彼に話した。
どうして彼にもう会えないと思ったのか。
これ以上続けるのは無理だと思ったのかを。
その上で、私は、
「好きなようにして良いよ」
と私の身体を明け放した。

してたって、全然私は、よくない。
彼が求めるままに、要求するがままにした。

だけど、感じてるふりとか、そういうことはしなかった。
そんなの、するのは簡単だけど、
嘘をつきたくなかった。

途中で、彼に言った。
「つまらないでしょ?
 感じてもなにもいないし、そんなふりもしないから」

そうしたら彼は言った。
「いや、それでいいんだよ。
 そんな風にされたら、余計に未練が残るから」

そのあと、ネット接続とかの作業が終わるまで、
合間を縫うように、朝まで私は抱かれた。

こんな終わり方しかできなかったけど、
それは私が彼に誘われるがまま、
ずるずるとつきあっていたせいもある。
でも、彼が居てくれたことで、
私は一番寂しくて悲しい時期を、
彼に救ってもらった。

ありがとう、それでも私は救われてたのよ、
そういうと彼は、
あの頃は、本当に辛そうだったもんな、
力になれて良かったよ、といった。
帰り際の彼に、
ありがとう、って言ったら
彼はベッドからでていた私の二の腕キスをして、
そして朝、またね、って帰って行った。

高校の時から年月を経て、結ばれた夜、
部屋にはイエライシャンの花が咲いていて、
部屋中に甘い香りを漂わせていた。
きっとまた花が咲いたら、
彼のことを思い出すかも知れない。
けれどもそれは、もう過去のこと。

携帯を開いて、待ち受け画面にしているあの人の写真に、
「終わったよ、全部。
 全部終わった。」
そうつぶやいて携帯を閉じ、眠りについた。

あの人は今何をしてるかな。
送ってくるはずのものもまだ送ってこないし(笑)
自分のことでいっぱいいっぱいになると、
後回しで良いことは全部後回しにするひとだから(笑)

でも、そんなあの人が私は好きなんだ。
これで良かったんだ。
そう思った。

今度彼に会うときは、きっと同窓会とか、そんな時。
何もなかったみたいに、笑って話をすると思う。
それでいいんだよなって、今は思う。

けど、感謝してる。
私を愛してくれた彼を。
私を救ってくれた彼を。
ありがとう。忘れないよ。

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