つぶやき

※シローのことではない

昨日テレビをザッピングしてたら
北野武監督の「アキレスと亀」がやってたので見ました
最初の部分がアニメだったので、アニメ映画だと思って見てたのがきっかけｗ

感想はー
前半がとても良くて、人物描写が巧みなシーンを見ながら
邦画ってやっぱいいなぁーとか思いつつ見てたけど
最後になるにつれて、だんだん色々な意味ですごくなってきて
（あんまり詳しく書くとネタバレになるから割愛）
途中2回だけちょっと他のチャンネルにしました
見終わって、バカな話だなぁーと言う気持ちとよく分からない感動におそわれました
最後の方は過激な内容でゴリ押しされた感もあるけど、ふつうに面白かったです

まぁ感想はおいといて
とりわけ興味深く、ずばぬけてすごいと思ったのは
不良親父というか、DQN親父の描写
粗野で怒りっぽくすぐ怒鳴りつけたり手を上げる感じがとてもリアルで
自分の母親みたいでちょっと気分が悪くなった位
ああいうのが世界で有名になった北野監督オハコの演出なんだろうなー

という話題をだしたのも、タイムリーな私事の件なんですけど･･･

今日さー、私が起きてみるとちょうど母が弟を怒鳴っていて
しかも端々に「ぶっ飛ばすぞ」を付けていて･･･ほんと酷かったんです
女の話す言葉ではないですよ、もう
しかも空手部の弟にですよ･･･相当煽ってました･･･

指摘されていたのは、ある事で怠惰になっていた点です
確かに弟の悪い点もあるのですが、明らかな失敗をしているわけでも
現時点では他人に迷惑もかけていません
30分以上怒鳴りつけるようなことではないと思ってます
その上肝心の内容は、親として、弟のために叱ってあげている
正しい道を示してあげている、というより
「自分が弟のために施した援助が、もし反故になってしまったらどうしてくれるのよ!!ええ??」
と自分本位に傾いていたありさま･･･
あくまで、自分がムカついているのでキレているだけじゃん･･･情けない親
と私は思います
そこまで言うなら、はじめからしないか、明確な約束でもしておけばいいのに･･･
弟が可哀想でも、私が行ったところでフォローにならず
火に油なのを知っているので、一人自室で静かにしているしかありませんでした

ヒステリックでエゴイストで、あの人の人格が未だに受け入れられない、まぁ嫌い
いつもは近所の子どもたちの遊び声が聞こえる平穏な家の周りも
今日の怒鳴り声の後は、どことなくシーンとしていました･･･
こんなんだから、人々が母から離れていくことに、本人は気づいていません

風呂から上がった母は、やがて冷静さを取り戻し
「あまり遊び過ぎないように、11時までには終わらせて、しかるべきものをやりなさいね」
と弟を冷静に諭してしました
はじめからそうしろよと･･･
あの数十分間は、第三者にとって騒音と害以外の何者でもないのよ･･･
そして私の部屋にご機嫌飼いに来た時には、もう何事も無かったかのような態度･･･
彼女がしおらしくしていたのは、私が相手になった時には
口論が激化し、何をされるかわからないのを経験から知っているからでしょう

調べてみると、こういうのを、一部では「毒親」とか言うらしいですが
世間一般に見るとどうなんでしょう
親の文句を言うと、子どもっぽいとか、親不孝だとか言うけれど
親だったら、子どもを何度も理不尽な理由で怒鳴ったりし叩いたりても
「施して・育てて・食べさせてあげている」という理由で、OKなのですか?
もしそうならば、子どもとは親の都合のいいサンドバッグや、エゴのためのお人形でしかないように思います

人が人を育てるのは、とても大変なことでしょう
それはそれだけ「育てられる」ことが、人の人生にとっては重要なことだからのはずです
人としての理性や、おおらかな人格を育てることって、子育てではもっとも重要な面ではないんですかね?
人間的に大切なはずの、見えない部分をおろそかにして
物質的に豊かな施しに専心して、満足していていいのでしょうかね?
私は、「経済的にそんな余裕が無いから、子どもに人としての道徳や倫理を教えてくなんて大変だし無理、そんな話机上の空論でしかないｗ」
なんて親にはなりたくないです
こんな親が、沢山いないことを祈るばかり
そんな考えになるくらいなら、はじめから子どもを作りたいなんて思いません