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落語
2009年04月11日 20:01
『青い空、白い雲、しゅーーっという落語(堀井憲一郎)』です。この本も、中日新聞夕刊のコラム「大波小波」で知りました。図書館の新刊書の棚にあり借りてきました。3~4日で読めると思っていましたが、1週間以上かかりました。高を括っていました。著者堀井憲一郎は、この本を落語の本ではないといっていますが、これは明らかに落語のことを書いた本です。というより、落語のことを少しは知っているほうが、きっとこれは面白く読めるということです。だから、落語の本と思うわけです。この人、堀井憲一郎は落語が大好きです。それがひしひしと伝わります。
引用・・・、です。
扇子で扇がれるのを嫌う
談志・・・
たとえば立川談志。談志は、客があおぎだすと、必ず止める。止めるパターンがある。/「暑いですか。もっと冷やさせましょうか」/たいていはマクラの最中だ。まあ談志だったら、落語をやっている最中だって落語を中断して声を掛けるけど。
談志の姿が目に浮かびます。私は談志が好きなので、こんなエピソードを読むだけで嬉しくなるのです。
立川志の輔インタヴュー・・・、
このところ『芝浜』はずっとやってません。といって、別にはっきりした理由はないんです。三遊亭圓朝の“素晴らしい夫婦像”なわけですが、この夫婦像が少し重くて、自分の新作『はんどたおる』や『ディア・ファミリー』に出てくるぐらいの軽い夫婦がいいなあと思っている時期なんだろうなって。男には男の理屈、女には女の理屈があって、互いに譲れないものなんだけど、それでも時に喧嘩したり、時に譲歩しあったりしながら暮らしている、そんな平凡な日常の中の笑いが、今はすごく好きなんですね・・・。
4月10日今上天皇ご夫妻が金婚式。我が家はそれには程遠いのですが、「男には男の理屈、女には女の理屈」のところがしみじみと分かるのです。
あとがき・・・、から
落語ブームと言われているが、落語と聞けば必ず金を出す人間なんて、1万人いるかいないかだろう。1万人しか動かないものは、本来、ブームとは呼べない。具体的には、いままで40人しか来なかった落語会に、いきなり200人の客が来るようになったばかりである。主催者や落語家から見れば、ブームだ。でもマスコミで取り上げるほどのものではない。社会に経済効果を与えるほどの経済効果はない。言葉が一人歩きしているだけだ。たとえて言えば、100m走でいままで14秒9で走っていた男がいきなり11秒0を出した感じ。本人やまわりにとってはものすごいことだけど、日本陸上界にとっても、オリンピック代表を選ぶ人たちにとっても、何の意味もない。そういうことだ。
この著者、堀井憲一のスタンスが颯爽としていて格好いいと、思う。そうなのだ・・・、でもそれが大事と堀井も言っている。落語に関してのみ言えば堀井は落語が大好きなのだ。
こんなのを読んだので、Netで名古屋で聞ける落語を調べた。少し前に、先日(4/8)の小三治は聞いたときには完売。今回聞いたのは、談春、志の輔、談志の3つ。談志は完売。志の輔は、夜は完売。そんな訳で、談春と志の輔を聞きに行くことに。それと、知人の世話で、梅團次を聞きに行きます。
突然のマイブームです。
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