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「山女」レビュー☆

2024年02月08日 00:08

「山女」レビュー☆

山田杏奈主演他。わたしの人生は、誰にも奪わせない。18世紀後半、東北。冷害による食糧難に苦しむ村で、人々から蔑まされながらもたくましく生きる凛(山田杏奈)。彼女の心の救いは、盗人の女神様が宿ると言われる早池峰山だった。ある日、飢えに耐えかねた凛の父親・伊兵衛(永瀬正敏)が盗みを働いてしまう。家を守るため、村人達から責められる父をかばい、凛は自ら村を去る。決して越えてはいけないと言い伝えられる山神様の祠を越え、山の奥深くへと進む凛。狼達から逃げる凛の前に現れたのは、伝説の存在として恐れられる“山男”(森山未來)だった・・・。「遠野物語」に着想を得た、唯一無二の物語。いまを生きる私達へ問いかける、本当の“人間らしさとは―?

3/10点!!山田杏奈推しです。俳優陣の魅力だけで繋げているような作品でした。日本の宗教的な行いをやりがたる人々って海外のように絶対的な妄信ではなく「どうかそうでありますように」みたいな願い要素の方が多い。だからいつまで経ってもどこか他人事だし、そんなふわっとした願い程度で、自分ではない他人の命を捧げるという取り返しのつかない残虐な行いを行うという矛盾が生じる。その罪を被る覚悟がないのだ。だって「臭いものには蓋」をいう風習があるから。てゆうか、山田杏奈森山未來、何歳設定よ?敢えてわからなくしてるのだろうけど、12~21歳くらいにまで見えてしまう山田杏奈の童顔、というかまだこういう表情が出来ることが凄い。彼女は華があるタイプではないけれど、超重い作品でも彼女の魅力に引き寄せられ最後まで駆け抜けてしまうくらいの強い引力を持つ唯一無二の女優さんだと思う。人間らしさと日本人らしさは相反していて「他人を犠牲にしてでも自分たちが助かりたい、素知らぬ顔で生きていれば罪にはならない、常に言い訳がある」のが日本人らしさで、その中で人間らしさを発揮しようとすると完全にマイノリティに陥るのが今も昔も変わらない日本。日本人らしく生きている人たちって心どうなってるのかな?壊れないのかな?私はそういうのがとても苦手なので、逆にそんな彼らは凄い心臓の持ち主だなと思います。本作はすでに海外映画祭に幾つも出品されてるけれど、もう少し短編に収まるようにまとめた方がより凝縮した言わんとしているところが伝わるような気がする。何百年経っても殆ど変わらないことにある程度の絶望を覚える作品です。2023年公開。

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