- 名前
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ストレスは化学的・物理的刺激のことだった 1
2023年10月20日 08:26
『増加する心の病』
ストレスは化学的・物理的刺激のことだった 1
ストレスという言葉が日常会話にたびたび登場する。 「サラリーマンにはストレスが多い」など用いるのがふつうだ。
たいてい「心の悩み」「心に与えるよくない影響」という意味で使う。
ところがこの言葉、元は機械工学の専門用語で、物体に加わった外力と物体の反発力によって生じる歪みのことを意味していたらしい。
それをカナダの生理学者ハンス・セリエが、人間のからだに当てはめて学説を発表した。
それが有名な「ストレス学説」だ。
人間のからだに外部からなにか刺激が加わる。
するとそのままではからだに異常が起きてしまうので、その外部からの刺激に抵抗して、からだを守るような反応が自然と起こる。
この場合の外部からの刺激、つまりストレスとは、たとえば熱、光、音、物理的・化学的刺激、細菌感染などをさしていた。
これらの刺激が弱ければ、人間のからだはそれに抵抗できる。
ところが、ストレスが強すぎたり、その持続が長すぎたりすると、適応能力が耐えられなくなり、ついに病気になってしまう。セリエの学説はもともとこういう内容だっ
た。
ところが、恐怖、不安、 対人緊張、自由の束縛といった精神に及ぼす刺激も、人間にとってストレスになることがわかってきた。
こういった刺激も度を越すとからだと心を病的な状態におとしいれてしまう。
そして最近では、ストレスはもっぱら精神に加えられる外部からの刺激という意味で使われている。
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