儲からねぇなぁ、ぉぃ。

東京に出てきて、ボチボチ一年。この年で何でイキナリ来たのか、最初はまわりに驚かれた。
「夢をもってきた」と勘違いされがちだが、実際のところ「東京」って言葉にコンプレックスを持っていたんだと思う。

「東京にいたからー」とか「東京で○○してたらからぁ～」なんて聞くとﾑｷｰｰｰ!!!と思っていた。
東京がナンボのモンじゃぃ。俺だって！俺だってぇ！何かできるかなぁ？
最終的には地元でフンゾリかえって生活していけるように修行をして帰ってこよう。別に東京で夢をかなえる気はない。

と言う事で、お仕事探しをした。自分のやりたい仕事が鬼の様にあった。と、いうのは求職の数のこと。地元じゃ数件しか求人がない職種でも、東京には求人あふれていた。

結局ＳＥの仕事についた。２次面接だ、３次面接だ・・・とホントに使ってくれんのかぁ？と思っていた矢先に、「うん、採用。明日からこれるかなぁ～？」って会社に二つ返事で入った。まぁ結局派遣だったわけですが。

しかし、単身でイキナリ東京で一人暮らしとなると、アホみたいに金がかかる。実家から通う千葉・埼玉軍団は金持ちだ。
中には親に家賃払ってもらっているって不届きモノもいた。
うーーん、実家通いのＳＥ連中とつきあってると破産しちゃうヨ。

そこそこ給料はもらえる。
しかし、生活は割とイッパイイッパイ。そこら辺のＳＥには負けない程度のスキルは取得した。
さて、次は貧乏してまで東京で得るものはあるか。

しっかり計りにかけて、第２章へ踏み出そう。