【お題日記】理想の結婚相手

俺の理想の結婚相手は、今同居しているヒロコさんとメグミちゃんを足して2で割ったような女性かな。

俺は一度結婚していて、その相手だったリサを亡くしている。

今から思えば、リサが亡くなった理由には俺にも責任があると思っている。

あまり俺がリサ一人に夢中になり過ぎて他の女性達を無視してしまったのが良くなかったのではと最近思い始めている。

その事は、リサと付き合い始めた時にリサからも言われた事で、リサは、haruさんは多くの女性を幸せにする星に生まれて来たのよ…と言っていた。

なのでリサと結婚しても、一番はリサにするもののそれまで付き合って来た女性達とは別れる事はしなかった。

ところが、リサを一番にする考えに偏り過ぎたみたいで、神様が俺を怒ってリサは交通事故にあい亡くなってしまった。

そしてこの２、3年の間に俺の前に現れたのがメグミちゃんとヒロコさん。

昨年俺の子を産みたいと言って俺の子種を積極的に吸い出して俺の子のリノを産んだヒトミさんなんかヒロコさんとメグミちゃんの事を、俺が理想とする奥さんに育てている子達と言う。

出会って今のようになるまでは、2人と散々言い合いや喧嘩をしたけど、今は何でも2人はharuさんの言う通り…と素直に従うようになった。

そのせいもあってか、ヒロコさんはハウスキーパーとして多くのお客様から信頼を得て会社を立ち上げようと思うくらい仕事は順調。

亡くなるまでお世話をしたお客様から遺贈を受けて、普通の部長クラスのサラリーマンが一生かかっても稼げないほどの資産を持つようになった。

またメグミちゃんは、経理関係のお仕事をしたいと言って大学に入学し簿記二級を取ったら、カナエ叔母さんから、一級を取ったらウチで採用してあげる…と言われ、大学はリモートにしてカナエ叔母さんのところでアルバイトしながら簿記の勉強をするようになった。

カナエ叔母さんの団体では、ほとんどの職員は縁故採用で、それも名家のお嬢様ばかりで、本来ならメグミちゃんなど職員にはなれない。

カナエ叔母さんは、haruさんの未来のお嫁さんなんだから十分に資格はあるのよ…と言う。

最近では、メグミちゃんを心良く思っていなかった理事長のアカリ伯母さんまでもが、あんな優秀な子はいないわ…是非うちの団体に…と言い出す始末。

メグミちゃんは頭の回転が良いばかりか人を惹きつける魅力がある。

それは亡くなったリサも持っていたもので、俺はメグミちゃんも他の男には取られたくないと思っている。

先日裏の日記に、俺が思っているこれからの事をヒロコさんとメグミちゃんに話した事を書いた。

2人は喜んでくれたけれど、大きな問題がある事に気づいた。

不倫に対する考え方で、俺達の間では何とでもなるけど、周りの人達が困るかも知れないという事。

最悪、2ヶ月とか3ヶ月の間だけ籍を入れて、その後は事実婚状態で過ごすことになるような気がしている。

ヒトミさんなんか、私も仲間に入れて！なんて言っている。

ヒトミさんが産んだリノは今俺が認知している唯一の子で、十分に資格はあるはず…とヒトミさんは言っている。

今ヒロコさんとメグミちゃんが一番心配しているのは、俺が他の女性から病気を貰ってくる事。

それはコロナの感染も含んでいて2人は凄く神経を使っている。