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「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」レビュー☆

2020年08月25日 01:46

「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」レビュー☆

レイチェル・ワイズレイチェル・マクアダムス主演他。父なる信仰、赦されざる愛。厳格な超正統派ユダヤコミュニティでの信仰故郷を捨ててニューヨークで活躍するカメラマンロニート(レイチェル・ワイズ)は、自由を謳歌しているようで満たされてはいなかった。幼なじみのドヴィッド(アレッサンドロ・ニボラ)と結婚し、信仰を守って生きる教師のエスティ(レイチェル・マクアダムス)は、安定した結婚生活が幸せだと思い込んでいた。運命によって再び引き寄せられた二人は、偽りの自分を捨てて求め合い、「本当の自分」を取り戻そうとする。しかし、夫や周囲に知られて追い詰められ、人生をかけた“選択”へと踏み出していく。閉鎖的な故郷と飛び出したロニートと留まるしかなかったエスティ。運命的な再会によって目覚めた「本当の自分」、そして二人は選んだものとは?レイチェル・ワイズレイチェル・マクアダムス、実力派オスカー女優二人による“美しき純愛”。

5/10点!!正統派のユダヤコミュニティの生活について、驚くほど何も知らなかった自分のビックリです。ユダヤ教という宗教メジャーなのに、聴いたことのない歌、祈りの言葉、なんでウィッグ被ってるの?と観終わって調べてやっと分かったくらい無知でした。超正統派だからかも知れないですが、宗教と生活が密過ぎて、怪しげな宗教臭が凄かったです。これは自身のアイデンティティを否定し続けなければならなかったロニートとエスティでなくても、世界とのギャップや窮屈さで、脱コミュニティを図る人は男女問わず多いのではないかなぁと思いました。でも、コミュニティから脱出するということは、それまで生きてきた自分、家族、友人、すべてを否定しなければならない可能性も含んでるので、エスティのように動機やきっかけがあっても踏み出せない人もまた多いんだろうなぁと。やはり、一つの宗教に深く傾倒するには人間は複雑過ぎる生き物だし、何事もバランスは大事だなと。こういうテーマの作品は、若者が主人公で青春ものとして扱われることが多い中、人生の折り返し地点に差し掛かった女性が主人公に据えることで、一種の反抗ではなく、根深く死ぬまで絶ち切れない問題として描かれていて、彼女たちの存在否定される苦しみがズドーンを重くのしかかる作品でした。終始、静かな作品で深い説明もなくサラサラと物語が進んでいくのですが、レイチェル・ワイズだと、何だか良作っぽくなるから不思議。幼い頃から愛する人を愛してると言えなかったロニートとエスティとドヴィッドの3人のハグは、それだけで年月を物語っており、もう人生後半だけど、希望が見えるラストで良かったなと素直に思えました。2020年公開。

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