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~ルパンより愛をこめて~

2017年02月26日 13:00

~ルパンより愛をこめて~

鈴木清順監督が
旅立たれました

冥福を御祈り
申し上げます.







鈴木清順監督は、ルパンの第2シリーズ、所謂『新ルパン』で《監修》を務められ、脚本の一般公募であったり、様々な新機軸を打ち出し、ルパンの現在の人気を決定付けた立役者。


ルパンは最初、初の大人向けアニメ番組としてTVに登場するも、視聴率は惨憺たるものだった。
6~9%と、アニメ番組としてはまれに見る低い数値。


アダルト路線は即時撤回、急遽演出に加わった高畑勲宮崎駿等が子供向けにテコ入れするも惨敗。
2クール持たず、23話で打ち切られた。


商品としては、《カス》である。
これが、幸いした。


短い話数で安い放映権料。


番組編成の穴埋めには都合がよゐルパンは、地方局を中心に再放送で持て囃され、再評価に繋がるのだ。





ルパンの新しいコンセプトの一つが、ずばり、オールキャスト


ルパン次元、五エ門、不二子、銭形の全員が揃う話は、最初のシリーズでは半分にも満たない。
五エ門なんか、いつ出てくるのかも判らないレアキャラ(笑)


そもそも五エ門は、ルパン殺し屋世界一を争った敵役。
なんでも真っ二つにする斬鉄剣、本来は狂気すらはらむも、毎回が大立ち回りって訳にもいかない。


「またつまらぬものを斬ってしまった」


非現実性をマンネリ化で克服するって、苦肉の策ではある。


だが、その一方、現在知られているルパンたち5人のプロフィールは、この時つくられたとも云える。


ハードボイルドの側面をも持つ最初のルパンが好きな人には、『新ルパン』ってどうよ? って話だが、155話も続いた『新ルパン』があったから、現在のルパン人気に続いている。


私がアニメーターになった時に一番最初に触ったカットが、『新ルパン』第4話、五エ門が斬鉄剣を抜くカット。


昭和53年4月のことだった。







合掌。

このデジログへのコメント

  • ねこやまだ 2017年02月27日 19:15

    155話のうち、何話を見たんだろう?

    小学生の時、40年前(^。^;)、大好きで毎週見てました。

    きっと、新ルパンだったのですね…

  • ウルトラ7 2017年02月27日 20:17

    > さくらな みきさん

    基本的に1話完結
    どこから見ても大丈夫♪

    宮崎駿演出の145話 155話
    それまでとテイストが違いすぎて
    局側に受取拒否されて
    拝み倒したとかm(__)m

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