hide

最近全く聴かないけど自分にとって楽器を初めたきっかけ

元々音楽は好きでよく聴いてはいたけど楽器より歌だった
これっていい曲だよなー、じゃなく
これっていい歌だよなー、だった

歌が大好きで完全に親の影響だけどサザンとか長渕剛とか中島みゆきとか、あと当時流行ってた曲の歌本を見ながらアカペラで毎日歌ってるような子供だった

中学二年の時かな？
hideが死んだ

X JAPANの存在は知ってたけど見た目から何だかこわそうな人達、というイメージで敬遠してて
もちろんhideなんて知らなかった
知ってる曲はForever Loveと紅くらい

hideが死んだと報道があった朝
クラスで数名の女の子が泣いていた
その女の子達にとってhideは大変な影響力があったようだ

俺は中学時代イジメを受けていた
しかも教師ぐるみで
常に自分の居場所がない
そう思っていた

そんな時涙を流す女の子を見ながらある意味羨ましく思った
多分嫉妬心
と同時にそれほどまでに必要とされているhideとはどんな人物だろうと興味を持った

幸いにもhideを知る機会は報道番組やドキュメント番組でいくつもあった

そしてhideを知る内に自分に共通する部分がいくつもあることを知る

内向的な性格だったこと
昔太っていたこと(俺も太ってた)
イジメを受けていたこと
将来の夢が医者であったこと
おばあちゃん子だったこと

知れば知る程昔とその後のギャップに惹かれ嫉妬の気持ちは薄れ逆に憧れに変わっていった

やっぱり感銘を受けたのは骨髄バンクの話かなー

気が付いたら頭ん中はhideのことばかり
ＣＤも全部買ったしラジオ出演してた時のセリフが全部書いてある本も買ったし…(hide夢と自由ってやつ)

そしてある時ある歌本の一番後ろにhideモデルのギターが7万位で売ってるのを見つける

最初は我慢してたけど何度も見てたら欲しくて欲しくて
最終的には親に懇願して買って貰った
母親も昔ギターを弾いていたのもあってわりと嬉しかったみたい

それからはギターを弾く毎日に変わって
その日から今までずっと変わらない一番の趣味でもあり宝物

音楽の趣味も変わってギターの腕も上達して
正直hideより上手くなっちゃったけど
いつまでも心の中にはhideが残り続けてるんだろうな