- 名前
- toshi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 身長178cmでたいしたことないですが、股下88cm脚長です。 座っていると低いほう...
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彼女に一度も触れずに別れた。
2016年07月04日 16:09
一言、声をかけただけだったが、すぐに付き合ってくれた。
「男の子家に連れてきて褒められたの初めてよ」
彼女の妹達と母親に紹介された後、言われた。
職場が近かったので、終わってからよく食事に行った。
この頃車の免許を取ったので、それからはいつも車で走り回った。
「いつもあたしの行きたい処ばかり行ってるからどこでも付き合うよ」
と言われたが、やっぱりあまり遅くならないように帰ってきた。
沖縄に行きたいというので、切符を手配したが自分の母が倒れて行けなくなり
彼女に切符を渡す。友達と行くということだった。
当日になって台風が来てしまい、伊豆のほうに行ったらしい。
「今度、グアムに行こうよ」彼女の国籍の問題でなかなかチケットが取れず
旅行会社を替えてやっと取れた。
二日目の朝、早く起きたので「散歩してくる」と言って出る。
「寝てるかも知れないから鍵持って行って」と渡される。
帰ってくるとドアにスリッパが挟んであった。
彼女の姿は見えず、バスルームでシャワーの音がしていた。
やがて彼女がバスタオルに身を包んで出て来た。
1m傍まで来て立ち止まる。もう一つのタオルで髪を拭きながら目は閉じたままだ。
そのまま抱きしめてしまえばごく普通の幸せを引き寄せることが出来ただろうか?
長い沈黙の末に僕はその場を離れてしまった。
この後の彼女は終始不機嫌で、一緒の写真は一枚も残さなかった。
写真を持っていくとネガも頂戴というので渡す。
初めの2本はそのまま渡してしまったが、
それからは2枚ずつ焼くようにしたので13冊だけ残っている。
「結婚は出来ない、あたし向うだから」
「じゃ、別れよう」
「あたしたち、何の関係もないんだね」
出世払いね、貸しといてと言ってたベッドや家具があったが何も言わなかった。
最後に一度だけ抱きたいと言ったらどうだったか
最後に京都に行ったときに貸したままのジャケットをそのまま頂戴ねと言われた。
彼女に一度も触れずに別れた。
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