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目から鱗の人間学

2015年09月20日 02:31

目から鱗の人間学

【お題】はパス
秋の夜長
読書お薦め
でもとても長い
時間のある時に
お読みください



――竹内久美子さんの本を読む。

パラサイト日本人論
ウイルスがつくった日本のこころ


彼女の専門は動物行動学。
んで、視点を変えると目から鱗の驚天動地!!


日本人は、単一民族じゃない!!!!!







あっ、いや、既にご存知の方々には「何をいまさら」ってことなんだけど、スイマセン、不勉強で私、この本で初めて知りました。


この本じたいは、更に別の本題に話が進むんだけど、日本人の混血の部分だけ整理すると―――





普通、同じ国や地域なら人の頭の形は似かよっている。同じ民族だからだ。


人の頭を真上から見て、眉間から後頭部の一番出っ張った所までの直線距離が『頭長』

側面の一番長い距離が『頭幅』

『頭幅』を『頭長』で割って100を掛けた値が『頭長幅示数』だ。



●日本の場合

アイヌ ―――――76
隠岐―――――77
津軽―――――81
近江―――――85


●日本以外だと

中国―――――80~83
朝鮮半島―――84~86



日本はとても狭いのに、頭の形は実に様々。混血だからの話だけど、では、どのような経緯を辿ったのだろう?



◆約50万年前頃
ニホンザル(日本最初の霊長類


※「原人」「旧人」は絶滅の為割愛。


◆約1万年前
◇古モンゴロイド(後の縄文人


紀元前3世紀~7世紀(奈良時代
◇新モンゴロイド大陸からの渡来人。1000年間で100万人流入)





★古モンゴロイド

南アジア氷河期にもあまり寒さを体験しなかった。

☆彫りの深い顔
☆二重瞼
☆ぱっちりとした目
☆比較的長い手足
☆濃い体毛
☆濃く太い眉
☆肩幅、骨盤が広くがっしり
☆湿った耳垢
☆大きな耳たぶ



★新モンゴロイド

シベリア方面に進出し、極寒の地で氷河期を体験。寒冷適応を遂げる。

☆突出の少ない扁平な顔
☆一重瞼
☆細い目
☆胴長短足
☆薄い体毛
☆肩幅、骨盤が狭く華奢
☆乾いた耳垢
下戸遺伝子突然変異の為全員ではないが、黒人ニグロイド白人であるコーカソイドにはない)


勿論、正確には「新モンゴロイド」ではなく、「新モンゴロイド系統」になる。


縄文の血を色濃く継ぐのは、アイヌを筆頭に、九州南部、東北、一部の島など。


一方の渡来人は、古くは稲作文化を持ち込み縄文時代の幕を引くのだけど、一番新しい流入は663年、白村江(はくすきえ)の戦いで唐の水軍に日本が敗れ、日本の支配下にあった百済の難民が大挙して押し寄せて来た時のようだ。
日本書紀』によれば、その多くが琵琶湖周辺に入植した模様。


南方に起源を持つ先住民縄文人と、北方に起源を持つ大陸からの渡来人が、時間を掛けて混血してきた日本人だが、ほとんど渡来人と混血しなかったアイヌの人たちがいる一方、渡来人の影響が特別に濃い近畿の人たちがいる。


いずれにしても、日本人は単一の民族ではない。





韓国アイヌの人たちに対する、耳を疑うような罵詈雑言のヘイトスピーチに辟易していた事もあって、私には興味深く、凄く面白い内容だったけど、長すぎました?


最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございましたm(__)m

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