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成田で

2013年09月28日 10:30

成田で

もう涙ぐんでいる40歳のおさーん
カートを引いてきた
20歳年下の帰国子女の元かのは
走り寄ったおさーんに
「後で!!!ここじゃダメ!」と一喝して
そのまますたすたと
税関へ・・・・

再び出てきた元かのは
「えへへ、帰ってきちゃったよ」とだけ言うと
跳ねるようにして
むちむちのホットパンツの足をひけらかせつつ
空港駐車場
すれ違うおやじぃたちが
むちむちのホットパンツ姿に
「ほおっ~」と嘆息を吐き
短足気味のおさーんの僕は
急いで荷物を転がしながら
後を追う
その異様な、親子ではなさげな風景に
余計に通りすがりおっさんおばはんどもが
振り返る

駐車場に着いて
ちっちやな車に
乗り込むかと思ったら
元かのは後席に乗り込んだ・・・・

「え?なんで?前に乗らないの?」と僕
「こっち来て!」と元かの

後席に不思議そうに乗り込むと
ぐいっと引き込まれると
元かのの息が、もう、荒いヾ(@°▽°@)ノ

「ここでするの!我慢してたの!早く!早くう!」
と僕のズボンをむしりとって
初めての車の中のH・・・・・
狭かった(*^▽^*)

車の中ではべたべたいちゃいちゃ
高速をふらつきながら走ってると
おやじぃ、明日なんかあんの?」
「いんや、休みにしたよ」
ラブホ泊まろ!ラブホ!New Yorkにはねえんだよ!ラブホ!」
「まさかNew Yorkで誰かとやったわけ???」
「ばかいってんじゃなーよ、stupidおやじぃ、おめーとやりたくてしょーがなかったんだろうがあ!今日ラブホ泊まるよ!」
「おかさんにメールしておきなよ」
「搭乗口降りてくる時にしたよ、おめーと一緒なら安心だってさ、やりたい盛りなんだからさー
早く行こうよお」
「え!?さっきやったばっかじゃん」
「ばかあ、一回じゃいやーん、もっとお」
と痴話喧嘩みたいな会話をしながら
成田からの高速を飛ばす
頭上を、国際線飛行機ジェット音を響かせて通り過ぎる

「毎日毎日飛行機見てたんだよ、早く帰ってこないかなって、さ」
ちょっとスローな曲に切り替えて
ちょっと臭いせりふを吐くバブルおやじ野郎
しかし、元かのは上を行く
「だから早く帰ってきたんだろーが!早くう、早くやりたいよお、後ろからで、ね?ね?ね?」
「おめーはロマンチシズムもかけらもないのか・・・・」と僕
「やりてーもんは仕方ねーだろ!Hurry uP! Fuck me Please!ねえええ」

夕食食べる時間も惜しいと
弁当を持ち込んで
お馴染みのラブホへ・・・・
後は、書けません・・・ぽっo(〃^▽^〃)o

疲れ果てて、でも、満足して寝たのはいうまでもない・・・・
夜、ふと目が覚めると
元かのが、二カ国語副音声
映画を観てる(くやしいけど・・・)

「どうしたの?眠れないの?俺いびきうるさかった?」
いびきはいいんだけど、さ、時差だよ、時差、jet lag OK?」
「ああ、そういうことね、うとうとしなさいよ」
「うん」
「あ、」
「何?」
「手、離さない、から」
「え?」
「手、離さない、から」
僕の左手は、しっかりと
元かのの右手に
捕まれていた。
赤く、跡がつくくらいに。
元かのの横顔を
テレビ画面がちらちらと照らす
涙の跡が、幾筋も拡がっていた。
観ている映画は、エディーマーフィーの、お笑いであるにも関わらず、に。


僕が眠ってしまってから、僕の手を握りしめて
ずっと泣いていた元かの。
しばらくその横顔を見て
何も言わずに、眠ったふりをした。
この夜が
永遠に続くと思ってた。
ずっと、永遠に、息絶えるまで。

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