- 名前
- バッカス
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 普通の人です。よき妻と子供達に恵まれ、社会的に何の不自由もない。しかし、とてつもない...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
東京タワー
2006年11月19日 17:08
東京タワーならぬ煙突が近所にあった。工場の煙突ではない。風呂屋の煙突でもない。何の煙突だったか定かでない。まだ、小学校に上がる前の僕にはすごく高く見えた。上のほうは一体どうなってんだろう?。ただ、好奇心だけだったのか・・・近くの女の子にかっこいいとこ見せたい気持ちも働いたのか・・・
「みんな、登ってみん?」 「・・・」 「僕、登れるけん!!」 そんな、会話だったかな。
側面の梯子みたいな階段を唐突に登り始めた。最初は、気持ちよかった。途中も、下に広がる世界を堪能して、下にいた子達に偉そうに何か言葉を発したと思う。
得意げに登っていったのだが、ふと下を振り向くととんでもなく高いとこまできたことに怖気づき、半泣きで何かを訴えたと記憶している。でも、「助けて~」ではなかったと思う。登ることも降りることもできず、震えててじっと恐怖に耐えていた。
「○○ちゃぁ~ん!!」
ほどなくして、近所のお母さんが、トントントンと登ってきて、泣きべそをかいた僕を抱きかかえてゆっくりゆっくりと降りてくれた。
母は買い物に行って不在だったが、あとで事の顛末を聞いて、胸をなでおろした。
怒られこそしなかったが、無鉄砲な息子に驚くやらあきれるやら・・・
その後の私、・・・北アルプスの冬山縦走やロッククライミングに熱中した時代がある。
現在の私・・・今も、階段の昇り降りの時、念のため一応腰に手をあてている。
このデジログへのコメント
高いところは好きですが。。。
なぜ 腰に手??
コメントを書く