- 名前
- タナケン
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 口から生まれてきた?(←ナメック星人じゃないよ(笑))らしく,話したりするのが大好き...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
謝る辛さ
2006年04月19日 16:39
かつて,一緒に働いた人間の中に,女の子が1人いた。典型的な女子校育ちで,全てを自分で囲ってしまいがちな姉御肌のタイプの子だった。
もともとうちの会社は男尊女卑的な考えがずっとあった(ように思う)。
そこにそういう女の子が入ってきたものだから,上の人たちはどう対処してよいものか困っていた(ように思う)。
さらに悪いことに,その子は,自分で囲った人間には何でも喋ってしまう。
人の口に戸は立てられない,とはいうが,もっと悩んでから喋って欲しいものだ,と思うことが多かった。
そんな場合でも,やはりどう対処して良いものか困っていた(ように思う)。
自分は自分で,あまり気にせず,自分は自分という感じでこれまで通りに働いていた。
でもある時,ちょっとしたミスをした。
同じスペースを同じ時間にダブルブッキングしてしまっていた。
今考えると,お互い確認していなかったのが悪かったのだが,以前から働いている自分が確認すべきだったとその時は思った。
何とかアルバイトや他の人たちに動いてもらって,事なきを得たが,後でその子にきちんと謝っておいた。
ただ,「そっちから一言あっても良くないかなぁ?」という気持ちは拭えなかった。
それ以来,その子に対してちょっと良い印象を持てなかった。
それで,仕事場に妙なピリピリ感を漂わせてしまっていた(若かったんだと思う…違うか)。
それでもある時「このままではいけない」と思い,その子を呼んで再びこの間の態度に対して謝った。
そしてその後「どうも納得できなかったので,それが態度に表れてしまったけれど,何か一言あっても良くなかっただろうか?」と尋ねた。
それに対してその子は「私は謝ってその場をすませるのが嫌いなんです。その後の結果でその気持ちを表したいんです。」と言った。
確かにそうかもしれない,とその時は思った。
が,その数ヶ月後,彼女は会社を辞めた。
その後「俺は誰に何を謝ったんだろうか?」という想いが残った。
しかし「謝っておいて良かった」という気持ちも大きく残った。
皆さんは,悔しいけれど謝るってどう思いますか?
このデジログへのコメント
コメントを書く