きっと君に､感謝をしている｡｡きっとね

正月休暇が明けて暫く､会社の後輩が休んでいた｡
インフルエンザで､熱もあり､体調が優れずに寝込んでいるという話だった｡

｢コッチは雪で渋滞してますよぅ！○○さん､会社に来る時に事故らないで下さいね(笑)｣
｢今ウィンズに来てます！どうですか？気になる馬がいたら､馬券買っときますよ～｣
そうやって連絡してくる､何時も元気印の､憎めない性格の持ち主｡｡｡

ごく最近まで､マスクをして会社に来ていたので､調子を尋ねてみると｡
正月に､１歳になる愛犬が亡くなって､暫くの間食事も喉を通らなかったらしく､
そうしているうちに体調を崩してしまったと言う｡
今年の干支にあやかって､初詣に愛犬と一緒に出掛けた帰り道､彼の目の前で交通事故にあい､亡くなったと話してくれた｡
今は､動物霊園にて荼毘にふされた愛犬の､遺影を選んでいる最中だと言っていた｡
｢デジカメに映る姿を見ると､まだ自然と涙が溢れてくるんです･･･｣
そう話す彼に､僕は掛ける言葉も見付からなかった｡

彼の今年の年賀状には､その愛犬の写真が使われている｡
何時もの様に､笑顔で､元気よく､朝出勤してくる彼の姿に､また一層の｢親近感｣を覚えるこの頃である｡