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趣味は読書、ミッキー・ロークなど

2019年05月17日 02:00

町山智浩という映画評論家本が好きで、文庫で出ているものは全て読んだ。
その中で、ミッキー・ロークの「レスラー」を何度か賞賛しているので、今日見てみた。
若い頃、「エンゼル・ハート」「ナインハーフ」「イヤーオブザドラゴン」などで、結構ミッキー・ロークの映画は見ていたのだ。
80年代に人気レスラーだったランディが20年後も現役を続けているその現実が描かれる。
ドサ回りのような試合の段取りを決め、自らを傷つけて流血の派手な演出をしたり、楽屋では、痛みどめやビタミン剤などの薬漬け。
トレーラーハウスに住み、アルバイトもしながら生計を立てている。
日焼けサロンで肌を焼いているのには、驚いた。
ある日、ハードな試合の後、控え室で倒れてしまう。心臓発作だった。
バイパス手術をして、一命は取り留めるが、医者からレスリングを禁止され、引退を決意する。
前から常連だったストリップクラブの、ストリッパー、キャシディーに心臓発作であることを告白すると、疎遠だった娘に会うことを勧められ、会ってみるのだが冷たく拒否される。
それをまたキャシディーに相談し、娘へのプレゼントを買うのに付き合ってもらい、更に親密になる。
娘とも和解して、一緒に食事をする約束を取り付ける。
引退したために、スーパーで肉売り場のアルバイトを始める。
ここまでは、引退してから、人生をやり直すのに、良い徴候ばかりたが、観戦に行ったレスリングの試合の後、昔の仲間と酒場で酒を飲み、その店の女性と一夜を過ごし、家に帰ってから、寝入ってしまい、目が覚めたら、夜。
娘との食事の約束を思い出し、娘の住むアパートに向かうが、謝罪しても冷たく拒絶され、絶縁を言い渡される。
キャシディーにも、プロポーズするがそれも拒絶される。
スーパーでは、客の一人に、有名レスラーだったことに気づかれ逆上し、手をスライサーで傷つけ、アルバイトを辞めてしまう。
医者から止められているプロレスを始めることに決め、20年記念のリマッチに向かう。
試合のことを知ったキャシディーは、会場に向かい、プロポーズを受け入れ、試合を止めるが、ランディプロレスだけが自分の居場所だと言って試合を行う。
諦めたキャシディーは去ってしまい、ランディは試合の途中、胸が苦しくなってしまうが、最後、ポールの上から必殺のダイブをする。
下手な映画レビューになってしまったが、ポールの上からダイブしたところでこの映画は終わっている。
ここには、空想の余地があって、大方はランディダイブの後、試合に勝って死んでしまうと思うだろう。
僕はそれも考えたが、案外、あのダイブ幸福への飛翔で、ランディプロレスを続け、キャシディーとも結婚して、娘との関係も修復されるかもしれない。
ドキュメンタリーを見ているような気になった。

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