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成程話:想いを込めながら作る
2019年01月27日 00:05
今日は「想いを込めながら作る」というお話です。
函館にある、行列が絶えない人気のケーキ店「アンジェリック・ヴォヤージュ」。
そのオーナーである“大濱史生”氏の著書「行列のできる奇跡のケーキ屋さん」より、財料や作り方以外に大切にしているこだわりを紹介します。
※大濱さんは、「材料」ではなく「財産」と同じほど大切なものであるという意味を込めて「財料」と表現しています。
ショコラ・ヴォヤージュにおいては、財料や作り方の調節だけでなく、もうひとつ私なりにこだわっていることがあります。
それは、生クリームをガナッシュで包むときには、「みんなを幸せにしてね!」「みんなを笑顔にしてね!」「楽しいことがたくさんありますように!」と一粒一粒に心を込めながら、ときには、実際にそれを言葉にしながら包んでいることです。
このようなことが、ショコラ・ヴォヤージュの味を左右するかどうかは私にはわかりません。
でも、お客様の手元に届いたショコラ・ヴォヤージュの一粒がその人を幸せにしてくれたらいいな、笑顔にしてくれたらいいな、という想いを込めながら作るようにしています。
“言霊”といわれる言葉が存在しているように、きっと私のそんな想いも、ショコラ・ヴォヤージュにも伝わり、そして、ショコラ・ヴォヤージュを手にしたお客様にも届けばいいなと思っています。
また、“波動”という言葉もあるように、「美味しく食べていただけますように!」「楽しい時間になりますように!」という私の想いは、そのままお客様にも伝わるのではないかと思っています。
実は、このように、心の込もった商品を作ることこそが、どんなにいい財料を使うことよりも自分の中では大切にしていることでもあるのです。
どんなにいい財料を使用したとしても、いやいや作ったり、イライラしながら作ったりするお菓子やケーキが果たして美味しいものになるでしょうか?
私は、そうは思わないのです。
作る側の想いも、きっと美味しさを作り上げるひとつの要素になると思うのです。
(「行列のできる奇跡のケーキ屋さん」大濱史生 著 /信長出版より)
ケーキ屋さんに限らず、どんな仕事にも通じるのではないでしょうか。
【想いを込める】
スピリチュアルな話に思えるかもしれませんが、当然のことだと思います。
携帯電話の電波も、スマホやタブレットのWi-Fiも、目に見えません。
ガスも透明で見えません(だから臭いを付けていますね)。
電気も。
重力も、目に見えないけど存在します。
これらのことは、目に見えないけれど、疑うことはありません。
世の中には、解明されていないだけで、目に見えないけど存在しているものが、まだまだたくさんあるように思います。
なぜなら、昔は電波も電気もガスも重力も、いまいちよく分かっていなかった訳ですから、未来から見たら、今現在もまだまだ説明できない事だらけだと思うのです。
サン・テグジュペリの
「星の王子さま」にこんなセリフがあります。
「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、
きみが、バラのために費やした時間だったんだ。
ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えないんだ」
人を想う気持ちも、大切にしたいと思った気持ちも、それに費やす時間も、人情も、優しさも、愛も、目に見えるものではありません。
でも、心には確かに存在しています。
解明されていないのは、それが「相手に伝わるかどうか」の部分だけです。
数年後、数十年後、「想いは伝わる」というのが当たり前な世の中になるかもしれません。
どんな仕事でも(仕事に限らずですが)想いを込めていきたいですね♪
このウラログへのコメント
劉貴Aさん
嬉しいです。ありがとうございます
ケーキ屋さんの話はとても素敵です。
星の王子さまの話も、ななさんの着眼点がとてもいいですね。
ななさんの感性が、これまた素敵であります
こん☆さん
ありがとうございます♪凄く嬉しいです
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