４３歳の過ち　その５３

どうやら僕にも、アスリートになれる資質の片鱗はあったみたいだ。
気づくのが３０年遅かったけれども。

地獄の特訓にしっかり順応できてる(笑)

僕が都内で入院している間、同級生が一人、見舞いに来てくれた。
クラス会幹事の木村くん。
片道二時間半近くもかけて良くここまで来てくれたもんだ。

みんなどうしてる？って聞いたけど、本当は彼女のことが聞きたかった。
でも、そんなことは聞けないけどね。
僕らの関係を聞いたら、どんな顔するんだろう。。。

辛い、もうこれ以上ないくらい辛い拷問生活も、２か月近く続くとなんとか松葉杖で歩き回れるようになってきた。

とはいえ、まだ立ったままでいると、足に血が行き過ぎるのかズキズキと痛みだすので動いては足を吊って寝て、また楽になると動いての繰り返しだけれど。

それでも転院にゴーサインが出て、ようやく地元の病院に転院が決まった。

そのままそこでリハビリを続けて、抜釘の手術も地元で受けられるように計らってもらえた。
それと、ドクターの計らいで転院前に一日外泊も許可してもらって、自宅に一泊してから転院ということになった。