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禁断 No.2

2018年09月03日 17:31

禁断    No.2




二歳年下の綾乃とは、同じ大学の先輩後輩の関係だった。


と言っても中の上ぐらいの成績の俺と違って、彼女学業成績はトップクラス。学部が同じでも、勉強に関しては俺が先輩を気取れる余地は少しも無かった。


くびれウエストと、動くたびに悩ましく揺れる豊かな胸と腰回り。

身長は俺とたいして変わらないから、女としては高いほうだ。


それなのに俺より手足が長くて、手首と足首がキュッと締まってる。

頭の中身も抜群、そして美人ときたら、鼻持ちならない人間になってしまいそうだなのだが・・


しかし綾乃はそんなものは感じさせなかった。


彼女の人となりを一言で表現するなら、「いい女。」これに尽きる。

綾乃の特徴は、その雰囲気だ。


話し方と何気ない仕草がいちいち色っぽい女で、一対一で話してそれを意識しない男は男じゃないと言える。


当然モテた。狙っている男は数知れず、俺もその一人だったはずなのだが、いつの間にか、なぜか綾乃の恋愛の相談相手になってしまって、多分、俺がお人良しなのだろう、大学を卒業してもその関係は続いた。


俺はなかなか就職できず、色々な職業を転々とした。綾乃は輸入車のディーラー就職して、その語学力の高さを発揮したようだ。


そしてある日、綾乃から結婚の相談を受ける。もちろん相手は俺ではない。


知り合って3か月程の、俺から言わせれば、顔だけイケメンだったが、彼女はそいつにぞっこんだった。


綾乃の名誉のために、今まで誰にも言ったことはないのだが、彼女の男の趣味は最悪だった。頭の回転が速くてあれほどいい女がどうしてこんなクズ男に入れあげるんだと、相談を受けるたびに俺は悩んだ。



好きになるのは見てくれが良いだけのダメ男ばかり。


彼女がそのすばらしい身体をおしげもなくさらけだしたクズ男どもは、いつも浮気をして二股をかけるようになり、最後には綾乃を捨ててほかの女に走る。

報われない恋の終わりはいつも同じだった。



「どうしてダメンズばかり好きになるのかな」悩ましいため息をつきながら、綾乃が言ったことがある。



そこで「俺を好きになれよ」と言えるぐらいだったら、何年も好きな女の恋愛相談担当に甘んじてはいなかっただろう。


それができないほど、俺は彼女に惚れていた。


そして俺の力ない反対を振り切って綾乃は結婚した。




だが俺の予想通り、相手の男はやはりまたしてもクズだった。


最高にいい女が結婚した相手は、よりによってクズの中のクズ、最悪のゴミカス野郎だった。


妊娠してもう少しで臨月という頃、ある日、綾乃が買い物から帰ってみたら、夫婦の寝室に知らない女と一緒にいる夫を発見した。もちろん二人とも一糸まとわぬ裸だ。


綾乃の恋はまたしても同じ結果に終わったわけである。


出産のときには、まだ法律的には離婚していなかったが、夫であり父であるはずのクズ男は病院に現れなかった。


俺は綾乃の両親と一緒に彼女出産に立ち会い、看護師の手の中に入ってしまうほど小さなしわくちゃの赤ん坊を見て感動の涙を流したものだ。


その後、正式に離婚した綾乃は一人で子供を育て始める。


もちろん俺は、仕事をしつつ全力で彼女サポートした。


時に父親がわりになっておむつを替えたり、保育園に迎えにいったり、小学生になったら父親代わりで授業参観に行ったり。


どうして俺が他人の子供にそこまで尽くしたのか疑問に思われるかもしれない。


理由は二つ。


その一つ目は、俺が母子家庭で育ったことにある。


会ったこともない親父は、他に女を作って出て行ったそうだ。


俺は母親に育てられた。だから父親という存在がどのようなものか知らない。


しかし自分がそのせいで不完全であることは感じていた。


両親と一緒に暮らしてこそ本物の家族であり、母親しか知らない自分には何か欠けているとずっと思っていた。


だから綾乃の子にはそんな思いをして欲しくなかった。


血の繋がった本当の父と子じゃないが、俺は希美と名付けられた小さな存在に対して、父親だったら当然するだろうと思ったことをすべてしてあげた。


理由の二つ目は、希美の半分は、紛れもなく俺が愛し続けている女の血で出来ているということ。


もう半分のことはどうでもいい。


俺にはそれだけで十分、俺は綾乃と同じように希美を心から愛した。


綾乃を初めて抱いたのは、希美が六歳の誕生日を迎え、来年から小学校に上がるという、慎ましやかな幸せに包まれていた時のこと。


俺には天にも昇る体験だったが、綾乃にしてみれば寂しさを紛らわせたかっただけなのかもしれない。


彼女の裸身は、予想に違わず素晴らしいものだった。



シミ一つない透き通るような白い肌など、小説の中にしか存在しないと思っていたのだが、まさに綾乃がそれだった。


子供を産んでいるのに、俺がそれまで抱いたどの女も比べ物にならないほど、綺麗で、たまらないエロスに溢れている。



震える手で身体を開かせると、綾乃は恥ずかしがって白い肌をピンク色に染めた。


「何だか・・すごく恥ずかしいわ・・」


「綾(アヤ)・・俺も何だか不思議な気がする・・・」


「学生の時から知っていて、付き合ってきたどの男性より良く知ってる、わたしの家族のような慎司くんに、今こうして抱かれてるなんて・・」


「はは。確かにそうだね」


白い身体に覆いかぶさり、ほっそりした腰を抱く。

緊張していたせいで、十分な前戯をしてあげる余裕がなかったが、綾乃のそこはたっぷり十分すぎるほど濡れていた。

「ああ・・やっぱり恥ずかしい・・」


真っ赤にした顔を手で覆って隠す姿に、俺の欲望の印がビンッと跳ね上がる。


「行くよ、綾・・・」


「来て・・ああっ」


グッと腰を沈めると、綾乃の蜜壺は何の抵抗もなく、痛いほど固く勃っているそれを飲み込んでいった。


何年も恋い焦がれた女と肉体で繋がっている喜びで、まだ半ばあたりまで入れただけなのに、果てそうになる。


「・・・う」


「?どうしたの」


動かない俺を不審に思ったのだろう。

顔を覆っていた手をどかして、おずおずといった感じで俺の背中に腕を回した。


「・・きみのことが好きすぎて、もう出てしまいそうなんだ」

「えっ・・」


「動いたら・・あ、しまった」


「?今度はなに」



甘い声でささやく綾乃が、おかしそうに微笑む。



「ゴムをつけるの忘れた」


「・・・」



初めて女を抱いた童貞男のように、俺はみっともなく慌てふためいていた。

その様子を黙ったまま微笑んで見ている綾乃。


「すぐに着けるから・・」



熱く濡れた心地良い場所から慌てて抜こうとしたら、俺の腰に腕を回してギュッと捕まえた綾乃がこうささやいた。



「中で出していいよ」


俺は驚愕した。



そのはずみで本当に漏れそうになる。



「でも・・」


「今日は安全日だから。ねえ。そんなにわたしのこと好き?」


「もちろんだよ。好きで好きで・・」


「ダメな男ばかり好きになって、慎ちゃんに迷惑ばっかりかけてるダメな女だよ」



綾乃の目が光っている。


女っぽい見てくれに反して、彼女はちょっとやそっとじゃ泣かない女だった。


失恋したときも、身も心も捧げた男が自分を裏切って二股かけていることを知ったときも泣いたことはない。

それなのに、今の綾乃は・・


「本当にダメな女だよな」


「うん」

「こんなにいい女なのに、ダメな男ばかり引っかかってさ」


「うん」

「でもそのダメなところも全部ひっくるめて好きだ」


「うん」



「だから結婚しよう」



あ、勢いで言ってしまった。

でも本心だし。

でも、もっと違うシーンで言った方が良かったか。

セックスしてる時に言うのはまずかったかな。



「・・・」



綾乃は黙っている。しかしもう口に出してしまったし、俺は覚悟を決めて繰り返した。


「綾乃。俺と結婚しよう」


「わたしは今のままでいい」


「俺じゃダメか?」


「そうじゃない。逆なの」


逆?逆ってなんだ。

意味がわからず俺は混乱した。


「きみの言ってることがよくわからない」


「ダメなのはわたし。結婚したらきっと慎ちゃんをがっかりさせてしまう」


「そんなことはないよ」


「怖いのよ」


綾乃の声が震えていた。


「今までの失敗は男のせいじゃなくて、わたしの方に問題があるんじゃないかって」


「そんなこと・・」







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