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禁断 No.1

2018年09月02日 07:22

禁断   No.1



「じゃあ、お父さん。行ってくるね」

「お、気を付けるんだぞ。しかしその恰好は・・」


首を傾げ、大きな黒い目で俺を見ている希美のぞみ)の奇抜なファッションを、呆れた気分で眺めながら苦笑する。


「?何よ」


スカートが短すぎないか?それに何と言うか、エロいというか」


「だって年に一度のハロウィンイベントだし、それにコンセプトがセクシーデビルだからね」


「・・・セクシーデビルって、それ、ちょっとイタイ感じだぞ」


「ええ!!その言い方ひどいなあ。でも友達なんかもっとすごいよ。もうね。超色っぽいの」


そんなことを言っている希美ファッションも大胆なものだった。


少しでも腰を曲げたりしたら下着が見えてしまいそうなほど短いスカートの黒いワンピースドレス


裾に赤い縁取りが施され、襞と刺繍がたっぷり。所々がシースルーになっている。


大きく開いた襟から白いのど元と鎖骨が大胆に露出して、レースアップになった胸元の隙間からは、少女らしい胸の谷間がもう少し見えてしまいそうだ。



ミニスカートから伸びた形の良い足には黒いレースガーターストッキング

そして頭には悪魔の角をイメージした可愛らしいカチューシャ


大人の女がこんな恰好をしたら、ひどくいやらしいものになってしまうだろう。


しかしそれが、腰に手を当てて得意げに胸を張っている17歳の少女だったら話しは違う。



この年代の特有の、女でも子供でもないアンバランスエロススパイスにして、少女らしい健全な色気を醸し出していた。


しかし・・・






「何見てるのよ」


「え?・・いや・・その悪魔の角のカチューシャは、家から着けて行くのか」


「そう。かわいいでしょ」


「その恰好で電車に乗るんだよね」


「うん。さすがに悪魔尻尾恥ずかしいから、パーティー会場に着いてからだけどね」


尻尾・・少女お尻に・・・



いかん。いけない想像をするところだった。


「そろそろ行くね」


「あ、ああ。エッチな男に襲われないように気をつけるんだぞ。帰りは駅まで迎えに行くよ」



希美はにっこり笑って、行ってきますと玄関のドアを開けた。



そのドアが完全に締まってから、俺は、はあ・・と、ため息をつき肩の力を抜く。


年々、亡くなった妻に似てくる希美



少し首を傾げて微笑む仕草も、考えごとをするときに、あごに人差し指をあてて上目遣いでジッと見つめる仕草も、母親の綾乃(あやの)にそっくりだ。



切れ長の目と黒い瞳。小さく尖ったあごに、人形のような小さな鼻と口。絹糸のようなさらさらの黒髪に、白い肌と長い手足。



五年前に綾乃と結婚した時には、不格好なメガネをかけた地味で普通の女の子だったのに、どんどん綺麗になって、とんでもない美少女になってしまった。


母親そっくりの・・



俺は希美に綾乃の姿を重ね始めている・・




「どうするんだよ綾乃。俺はどうすればいい・・」

















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