児童養護施設の子どもとコンサート

内容は最近のではありませんが‥‥
『児童養護施設の子どもとコンサート』


大衆演劇役者　門戸竜二（もんど　りゅうじ）さんの話


『やさしかった●は、二度と帰ってきませんでした』

●に言葉を入れて下さい。（ひらがなで２文字）

答えは、本文で
↓
■本文

門戸さんが１１歳のとき。
母が夕方、夜の仕事に出かけました。
いつもと　どこか違うと感じましたが、黙って見送りました。
やさしかった母は、二度と帰ってきませんでした。
あまり家に寄りつかなかった父も間もなく姿を消しました。
残された５人兄弟の次男。
生きるためにパンを盗んで補導され、学園へ。
人生が変わりました。
ほとんど行ったことのなかった学校に通い、高校にも進学できました。
３０歳で大衆演劇に出会い、全国の温泉地などを回りました。
２０１０年から自らが育った児童養護施設の子どもらと、踊りや太鼓を披露するコンサートをしてきました。
この活動が認められ、社会貢献支援財団から表彰されました。
門戸「人様から拍手をもらって力をいただいてきた。
子どもたちにもそれを味わってもらいたい」
いつか母が見つけてくれるのでは、と本名で舞台に立ち続けます。

朝日新聞 2017.12.8


子どもたちに力を与える仕事って、いいですよね。