その時々の顔 2

脚を組む彼女の前で、スエードの匂いを楽しむ。彼女は笑みを浮かべながら、もう一方で股間を刺激する。
肌が透けて見える黒ストッキングに頬擦りしながら、匂いを嗅ぐ。
Ｍ字に脚を開き、彼女の秘所をながめる。
Tバックの下着にシミをめがけ顔を埋める。
香水の匂いと共に雌の香りが漂う。
下着の脇からクリトリスを舌で舐めると、カラダを硬くする彼女
お互い興奮してきたところで、彼女のショートブーツをそっと脱がし、鼻を近づけ、その瞬間を待つ。
スエードの匂いから突然、鼻を刺す刺激臭
蒸れたつま先の香り
スエードの匂いと相まって、なんとも表現できない淫靡な香り。
大きく吸い込むように匂いを嗅ぐと、
彼女は恥ずかしそうにする。
僕はひたすらつま先の香り楽しむ。
そんな僕を彼女は笑みを浮かべながら眺める。

私の足の匂い嗅いで興奮するなって。
あなた、ホント変態ね。

その言葉に理性は吹き飛んだ。
それはもうひとつの顔に変わった瞬間だった。