趣味は読書、スターウォーズエピソードⅣ

最新のスターウォーズの話ではない。昔話である。
最初のスターウォーズが日本で公開された時、僕は高校一年生。
一人で横浜の「ムービル」に見に行った。
中学の中頃から、横溝正史に夢中になり、角川文庫ばかり読んでいて、角川の出していた「バラエティ」というエンタメ情報誌も買い始めていて、そこで「スターウォーズ」も取り上げられていた。
最初はエピソードⅣも新たなる希望もなくて、単なる「スターウォーズ」だった。そして、「フォース」も、「理力」と日本語訳されていた。
ちなみに、「ジェダイの帰還」はやはり最初は「ジェダイの復讐」というサブタイトルだったが、多分「復讐」の文字が良くなかったのだろう。いつの間にか「帰還」に変更された。
内容や感想は今更ながらなので、省略する。
映画を見終わった後、確か横浜高島屋の屋上で、母に作ってもらったいなり寿司の弁当を食べたのを憶えている。当時は、まだそんな時代だったのだ。
どこかに出かけるのにも、家から弁当を持って行くことが、普通にあった。
コンビニもホカ弁も、ファストフードも、まだ無い時代だったのだ。
余談だが、当時僕の家の近所には、ジュースの自動販売機は自分の行動範囲には、一台しか無かった。
「帝国の逆襲」も横浜で、そして、「ジェダイの復讐」は関内で、オールナイト上映で、3回続けて観て、フラフラになりながら駅のそばの吉野家で牛丼を食べて、始発電車で帰ったのを憶えている。
スターウォーズが日本公開されてから、もう40年経つ。
まさか、自分がこうなっているとは、当時は思いもしなかった。