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祇園交遊録 1 【 祇園にイトと言う女がいた・・・・(序説)】

2017年08月31日 18:48

祇園にイトと言う女がいた・・・・(序説)

※これからお話しするのは私と私が妹の様に可愛がってる祇園クラブママ「イト」との私的なお話です。
※この話は十数年前の話で既にイトは祇園から引いていません。
※勿論、登場人物は仮名で多少の脚色も含まれています。
※また、色恋など艶っぽい話でもなく退屈な物語です。



祇園にイトと言う女がいた。


三十代前半でほっそりとした、美しい黒髪が背中の中程まである女。

その小顔は猫のように・・・そう、鶴田一郎氏の描く女性に良く似ている。

私がイトと出合ってどれほどの時が過ぎたのだろうか・・・・

イトは女の子を幾人も抱えるクラブママ

若いママありがちな雇われママでは無く独力でクラブを開いた頑張り屋の女である。

だが、かなりの天然で我侭でもある。

お店でも眠くると黙って消えしまい家に戻ってしまう。

例え大切な客がいてもお構い無しだ。

いつもマネージャー大林君を困らせる所業だ。

だが、その憎めない性格から多くの客の支持を受けているのも確かである。

そんなイトと私の出会いは数年前へと遡る。

出会いのきっかけは祇園にある馴染みのバーのママからの紹介である。

祇園面白いママはいないだろうか?と話したのが始まりでイトを紹介してくれた。

バーに迎えに来たイトを見て驚いた。

猫のような丸くてやや吊り上った目・・・

すらりとしたスタイルブランド物のスーツを着てニコニコしながら店の中に入って来た。

「イトです。宜しくお願い致します。」と挨拶をすると
緊張も臆する事も無く私の横の椅子に腰を下ろす。

私に微笑み見せ小さく会釈をしながら名刺を差し出してきた。

その後、暫くはバーのママと話を交わしていた。

絶えず笑顔ニコニコしてる女である。

数分が過ぎただろうかバーを後にしてイトの店に行く事にした。

道すがら他愛も無い話をしながら花見筋にある店へと入っていった。

木製の重い扉を開けると二十畳足らずのお店で女の子が当時十人ほどいただろうか。

ボックスに腰を下ろすと五~六人の女の子が席にやって来て次次と挨拶と名刺を差し出してきた。

芸能人の話やドラマの話等他愛も無い話で盛り上がっている中、
イトは私の向いの席でニコニコとしながら話を聞いていた。


これが私とイトと言う女との始まりである。

【次回に続く】

画像は左がイトで右はイトのところの女の子
※夏に貴船の川床に出かけた時の写真です。(この画像は1週間ぐらいで削除します。)

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