ディズニーランドのおもてなしの心

ディズニーランドのおもてなしの心


▼ディズニーランド。そのおもてなしやサービスの素晴らしさは、よく耳にします。
「外とはまったく別の世界だ」
「行った人は、誰もが幸せな気持ちになれる」
「９割の人がリピーターになる」など。

▼ディズニーランドのおもてないしの心って、どんなだろう？
そう思って、本を読み、その「おもてなし」や「サービス」の精神について学びました。
実際に自分が体験してわかったことではありませんが、だんだんとわかってきました。
やはり、ディズニーランドに行った人の
「９割の人がリピーターになる」だけあります。
何冊かの本を読んだのですが、特に良かったものを紹介します。

▼鎌田 洋 (著) 『ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと』
ディズニーランドのキャストがどのようにしておもてなしの心を学んでいくのかを、「ありがとう」にまつわる３つの感動物語を通して紹介したものです。
▼たとえば・・・
2011年3月11日、東日本大震災が起こったときに、キャスト（働く人）は、上司に相談することなく、各自の判断で、何万人ものゲスト（お客）のために、売り物の食品、タオルや高価なぬいぐるみなどの商品を無料で提供しました。
ゲスト（お客）の安全を第一に考えての行動ですが、これではディズニーランドは、大損するのではないかと口にしたゲスト（お客）に、ある人が答えています。
「ウォルト・ディズニーは、ディズニーランドをお金儲けのために作ったわけではないですよ。
人間が、本来あるべき姿になれる空間を作るために始めたんです。
人と人が認め合い、褒め合い、許し合う関係を保つことによって、愛に溢れた人間本来の姿を引き出せると、考えていたんです」
「人々が、このディズニーリゾートに何度も訪れるのは、新しいアトラクションやお店を楽しむより、もっと大切なことを実感できるからなんです」
「それは、『幸福感』ですよ。目に見える物や形ではなく、『幸せ』と感じる瞬間を実感するために、何度も足を運ばれるんです。
そしてキャスト（働く人）は、目の前のゲストを幸せにすることで、お金や物よりも大切な報酬を得られるです」

▼「お金や物よりも大切な報酬」とは、何か・・・？。
それは、「ありがとう」という言葉だと言います。
自分の仕事を通して、関わった人から、感謝の言葉をもらえること。
それは、他の仕事にも共通する「大切な報酬」ですね。
ディズニーランドのおもてなしの心を学びながら、私も自分の仕事のあり方を見直してみたいと思いました。


★きっとよくなるヒント★
「ありがとう」を「大切な報酬」として受けとめる。（＾.＾）