成程話:仲良くなりたい人と距離を縮めるには

「仲良くなりたい人と距離を縮めるには」というお話です。

仲良くなりたい人がいるのなら、その人と一緒に遊ぶことが大切です。
ゴルフをしてもいいですし、お酒を飲むのもいいでしょうし、カラオケで一緒に歌うのもいいかもしれません。
とにかくどんなことでもいいので、一緒に活動していれば、仲良くなれるのです。
明治維新の功臣として知られる大久保利通は、主君である島津久光に接近するため、一生懸命に囲碁を習いました。
久光が囲碁好きなことを知った大久保は、主君に引き立ててもらうために、碁を覚えたのです。
この作戦は、大当たりして大久保はどんどん出世しました。
『釣りバカ日誌』のハマちゃんとスーさんが仲良しなのも、「釣り」という一緒に楽しめる趣味があるからでしょう。
普通、社長と平社員が仲良くなるなどということはないのですが、ただの釣り仲間であれば、会社の序列は関係がなくなるのです。

ジョジョの奇妙な冒険が教えてくれる最強の心理戦略
内藤 誼人 著
かんき出版


昔から「同じ釜の飯を食う」といいます。
ともに共通の趣味があると、より仲良くなれます♪
読書、映画、ゴルフ、トライアスロン、サッカー、野球、釣り、お酒、パチンコ、テレビ・・・
どういった趣味を持つかによって、どんな人たちと仲良くなるかが変わってくる。いずれにしても、仲良くなりたい人がいたとしたら、まずはその趣味から近付くのが良さそう。
カリフォルニア州立大学の調査によると、53組の夫婦のうち、半数の夫婦には、10週間にわたって2人で何か活動を共有するようにと依頼し、残りの半数の夫婦には、何も一緒にしないようにとお願いしました。
10週間後、夫婦仲を調べてみると、一緒に何かをした夫婦のほうが、はるかに仲良くなっていたとか。
当たり前の結果のように思うけれど、実際家庭や職場ではどうなのか？
同じ趣味や活動の共有が行われているか？
意外と疎かになっていたりして。
一緒に料理をするだけでも違うみたいだし。一緒に掃除をするだけでも違ってくる。
BBQで、最後の片づけを一緒にするメンバーは仲良くなれるとか。
会社で掃除をしているときに、自分だけ座っている上司は仲良くなれません。
活動の共有（シェアード・アクティビティ）をすることで、人間関係が強化されることが知られています。
共にワクワクと共有できたらいいですね♪