繊細な指先

とうとう来てしまった・・・
ドキドキが止まらない。



天井の高い大きな部屋。
おしゃれ。
センスがいい。
かっこいい。
何もかもが美しい。



置いてあるスツール
大きな絵
天窓



まるでドラマに出てくるような
素敵な部屋。



圧倒的に彼を感じる空間に
ただ言葉が出ず・・



彼が用意してくれた
フルーツとシャンパンで乾杯して



美味しかったけど、味は全然覚えてない（笑）





ドキドキが増してく。





この後、どうなっちゃうんだろう・・？
何もない？
もう帰ろうかな、
いつ帰るって言えばいいんだろう？
タイミングって・・？



と、心ここにあらずでいたら・・



ひょんなタイミングで、
彼が後ろから
二の腕を揉み出す（笑）



ここをね、マッサージして
柔らかくしていくと
腕が細くなるよ♪



優しく。でも痛く。くすぐったく。



彼の手のひらのあたたかさが
伝わってくる。



固まってしまう。
ドキドキが聞こえてしまいそうで
緊張のピーク・・・



と思ったら、そのマッサージで
酔が回ってきてしまい
力が抜けていく・・・





お水をもらって、
３杯も飲んだ。



その間、頭の中は真っ白で
ただ何かをしていたくて
ひたすらお水をもらった(笑)





しばらくして落ち着いてきたら、
大きなソファーに彼が座り
手を引かれて彼の前に私が座り



また二の腕マッサージ（笑）



だから・・・
また酔っちゃうよ＾＾



そうだね（笑）



あのね、、
最近私わかったことがあるの。



スケベだってことでしょ（笑）



そうなのだけど、、
ねぇ、○○さん、SとかMとかあるでしょう？
そういうね、自分のタイプがわかっちゃったというか、、

でね、相手がそうではない場合はさ、
満たされないじゃない？

私は、Mだって自覚しちゃったの。
○○さんは、そういうの、何かある？
　
　

俺はSだよ。
いじめるの好き。
レイラがMなのは、見てればわかるよ（笑）



え、そうなの？
わからないよーもしかしたらピシ！ってムチ打つかもしれないし＾＾



あはは、
そう言っている時点でMだよ（笑）





そして彼は、腕ではなく
鎖骨あたり
バストのあたりを
軽いタッチで触り始める・・・



酔が回っているのと
触るか触らないかの繊細なタッチに
カラダが反応してしまう



指先が優しく肌を撫でる



思わず　息が漏れる
背筋がピンとする
力が抜ける



でも彼は辞めない



どんどん気持ちよくなってきて
声が出てしまう・・



夫しか経験のない私は
こんな風にされたことがなくて
彼の指先が肌の上を滑るように動くたび
反応してしまうほど
心地いい世界に浸っていった