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ネットで見つけた話。

2017年03月15日 00:05

「人生は「恩送り」だ」

私は中学校教員です。今では、あまり見受けられませんが、昔は仕事帰りに、よく先輩に連れられて飲みに行きました。
「おい神谷君、ちょっと行くぞ!」そんな毎日でしたが、内心は「早く帰りたいなあ」「まだ採点が残っているんだけど」「これで、今夜も徹夜か」そんな気持ちもありました。
飲み屋では、先輩は自慢話が半分、残りはお説教でしたが、色々なことを教えてくれました。飲み屋に行くときは、いつも気前よく先輩のおごりでした。
それは、とてもありがたかったのですが、何万円も先輩に出させてもらっていつも気になっていました。
何回も重ねるとある日、私は先輩に言いました。
「先輩、いつもおごってくれて本当にありがとうございます。今日は私におごらせてください」
その時に、先輩は血相を変えて怒りました。最初は、私はなぜ怒られてのだろうか?
「私が出す!」って言っているのに、なぜ先輩は怒るのか?よく分かりませんでした。「生意気言うな!将来後輩におごってやれ!」
「えっ!」
先輩は、その後静かに続けました。
「あのな、俺も昔先輩からおごってもらった。そして、同じことを言われた。よく聞けよ」
「人生は『恩送り』だ」
私は聞き返しました。
「先輩『恩送り』ってなんですか?」と。
先輩は続けました。
「他人から受けた恩を、別の人に送ることだ。そして、その送られた人がさらに別の人に送る。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくということだ。分かるか?」
さらに先輩は続けました。
「普通は『恩返し』って言うだろ。親切をしてくれた当人へ親切を返すことも大切なことだ。でも、『恩返し』はそれで終わり。世の中な全体を考えるなら、親切を第三者へと恩として『送る』こと。
恩を返す相手が特定されないので、善意の気持ちが世の中に広がり、正の連鎖が起きるからなんだ」
「毎日の食べ物だ、衣服だ、家だ、空気だ、水だ・・・など、受けた恩を返すなんて、とてもできることじゃない。でも受けた恩をまた別の人に送っていくことはできるはずだ。周りから受けた恩に比べたら、自分は何分の一も返せないかもしれないが、恩送りなら、小さなことを少しずつやればよいだろ」
「だから、いままでのことは気にしないで、将来後輩ができたら、真っ先におごってやれ!」なんとすてきな先輩だろうか。こんな先生に私もなりたい。


「恩送り」
素敵だと思って、うつしてみました♪♪
すべての人が、「恩送り」を実践したら、間違いなく、世界は変わるはず。大袈裟かもしれないけど、戦争のない平和な世の中になるかも‥なんて。

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