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成程話:プラスアルファの働き
2017年01月20日 23:31
「プラスアルファの働きをする」というお話です。
プラスアルファの仕事とは、頼まれた以上の仕事、報酬以上の仕事、ということです。
以下をどうぞ。
三五年前、ジェニングス・ランドルフは、プラスアルファの働きによって恩恵を手にできるという、わたしの当校での卒業式告辞を聞いて感銘を受け、その内容に応じた生き方をしようとしました。
そして、この原則を守り、それをすべての人間関係に活かす意思をその場で表明したのです。
ジェニングス・ランドルフは成功者となり、彼の人脈は国中に広がっています。
それは彼が「人のために動けば、それはすべて自分自身のためになる、たとえ尽くした相手から見返りがなくても、必ずそれに見合った見返りが得られる」と気づいたからです。
エマーソンはこうも言いました。
「自分は騙されているかもしれないという愚かな思い込みに、人は死ぬまで苦しみ続ける。
しかし、物体が同時にあったりなかったりすることが不可能なように、人が自分自身以外の誰かに騙されることは不可能だ。
わたしたちが行う取引には、物言わぬ第三者が必ず立ち会っている。
物事の本質がどんな契約の履行をも保証してくれるので、誠実な働きが徒労に終わることはない。
感謝の念を持たない主人に仕えているなら、より一層尽くすことだ。
どんな仕事も必ず報われる。
その見返りを手にするのは遅ければ遅いほどいい。
この国では、支払いが長引けば元金に利息がかさんでいくのだから」
伝説のスピーチ
ナポレオン・ヒル著
田中孝顕訳
きこ書房
大阪大学の教授が検証し、アメリカの科学誌に発表された実験で、こんなものがあります。
保育園で5歳~6歳の子どもを対象に行われたのですが、
「同じ歳の子どもが、親切な行為をしているのを見たとき、その親切を行った子どもに対して優しく接する」
というもので、
親切な行為をした子どもと、そうじゃない子どもを比べると、
なんとっ!約12倍、
親切をした子どもの方が、その後親切にされる回数が高かったそうです。
この実験結果から想像できるとおもいますが、
人に感謝されることをして、感謝をされて、今度は自分が有り難いことをしてもらった時にもきちんと感謝を伝えて、また喜んでもらえることをして・・・
この流れを自然に、見返りなんかどうでもよく、自然にできる人だけが成幸しているのではないでしょうか♪
感謝できない人の理由も知っています。
それは、慣れてしまって、してもらう事が当たり前になるパターンと、
自分がしたことが無いから、する側の気持ちを察することができないパターン。
子育てをすると、自分も同じようにして貰っていたことに気付き、感謝が深まります。
毎日かかさずオムツをかえ、一口一口スプーンでご飯を食べさせ、お風呂に入って洗ってもらって、夜中に泣いて起こされても文句一つ言わずに見守ってくれていた事に気付きます。
料理を作って、「おいしい」も「うれしい」も言わない人は、自分が料理を誰かに作って、何も言ってもらえなく寂しい思いをしたことが無いのです。
おごって貰って当然という態度の人は、自分がおごったことが無いか、おごってもそういう態度をされたことがないからです。
何が悲しいって、それをし続けている人こそが、それをしっかり出来る人に比べて12分の1しか恩恵を受けないことです。
一瞬、得しているように見えて、実は致命的に損をしているんです。
たくさん感謝できることはあります。
たくさん気付いて、たくさん伝えて、自分もまた誰かに感謝される生き方をして、
その連鎖の中に身を置いていきましょう♪
ピラミッド型のトップダウン、上下の時代は終わります。
円型の、縁によって恩を送り、回る時代に突入です(^^)
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