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成程話:小さいことでも誠実に

2017年01月11日 23:35

「小さいことでも誠実に」という話。


嘘つきは泥棒の始まりといいますが、ある程度の方便はともかくとして、ビジネス人間関係の中において小さい嘘や、嘘をついたわけではなくても、それが間違いであった時、大きな信頼を失うことにつながることがあるものです。
これは、「小さいことに手を抜かない」というより、もう少し積極的に、「小さいことでも誠実にやる」という意味です。
小さいことに忠実な人には、大きなものが任せられます。
たとえばある人が、ステイタスのある会合に参加したいからと、ツテを使って嘆願し、念願叶って参加することができました。
この時、「自分の業績が認められて招かれた」と表現していました。
内情を知らない人が聞けば、文字どおり受け取ってしまいますが、内情を知っている人が聞けば、その人の人間性がすべて見えてしまったような印象を受けます。
たったひとつの小さな嘘で、その人は信用を失ってしまうことにもなるのです。
(中略)
小さいことに忠実な人には大きなものが任せられますが、その反対に小さいことに不忠実な人は、持っているものを取り上げられます。
せっかく得た信頼・機会・資産などは、それが小さなものに思えても、忠実に対処・管理してください。

聖書に隠された成功法則
松島 修 著
サンマーク文庫より


古代マヤの人々の言葉に〈イン・ラケチ〉というものがあります。
これを訳すと「私は、もうひとりのあなた自身です」
つまり、「私はあなた、あなたは私」
他人のことを自分だと思って接すれば、小さな嘘をつく必要も、見栄を張る必要もありません。
相手によく思われようとしたり、自分を大きく見せようとすると、それが嘘と分かったときにより小さく見えてしまいます。
「わたし」と「あなた」として見るから対立が生まれたり嘘や不忠実なことが起こるのですが、「私はあなた、あなたは私」もしくは「わたしたち」という“ひとつ”として見ると、「愛」が芽生え育ちます。
「信用」の大切さは、孔子の時代からず~っと大切だといわれていることです。

以下は、「孔子」と弟子の「子貢」」のお話です。

ある時、弟子の子貢が政治について質問しました。
孔子は、「政治には三つの大事なことがある」と言います。
一つは「食」つまり、生活の安定です。
二つ目は「兵」すなわち軍備充実。
三つ目は「信」信用信義の信で、うそ偽りのないこと。
すると子貢はまた質問します。
「この三つ中で、やむをえず一つ取りやめるとしたら、どれを取りやめるでしょう」
孔子は答えます。
「兵、軍備を止めることだ」
さらに質問します。
「残った二つのうち、どちらかを止めなければならないとしたら?」
孔子は言います。
「それなら食でしょう。国民が死んでも仕方ない。人は皆一度は死ぬ。
しかし、信義を取り止めることはできない。
民に信がなくなったら、人として立つことはできない」
肉体は食で活きますが、人間は信義で活きる。
信義なく、嘘をつき、裏切り、人をだまし、ただ生きているだけだったのなら「生きない方がまし」だと言ったのです。
信をなくしてはならないという事を、孔子はこんな言葉で伝えています。
「人にして信なくんばその可なるを知らず」
意味は、
どれほど頭が良く優秀な人材であろうとも、人に信用されず、人を信用することもできぬ人物は、人として評価するにも値しないということです。
信を得るには先ず、自分から信じ信用し信頼することです。

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