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6th Haneda Part 6

2016年12月16日 20:21

6th   Haneda  Part  6

双方ほとんどふらふらの状態で
ぬるめの湯につかる。

普通より少し大きめのバスにゆったりとのばしたこちらの身体。
その上に寄りかかるように入ってくる。
そんなに長い髪では無いのだが
安物の備え付けのヘアバンドでアップにすると
きれいなうなじが目に飛び込んでくる。
張りのある白くすべやかな肌。
やわらかい曲線を描いている耳朶
細く、たよりなげな首と腕。
どこにもスキの無い美しさだ。
当然のように後ろから抱きしめる形で手を胸に伸ばして
乳首をもてあそぶと、再び硬度を増し、つんと上を向く。
同時に女の手が後ろに回されてまさぐりだした。
すさまじい刺激の連続に耐えかねて
ひとときの休息をむさぼっていたペニス
またぞろ起き出してしまう。
その反応に喜ぶかのように手の動きが速度を増す。
「このお」
と言いながら、乳房への愛撫を中止して
左手太ももを広げて右手の中指をつきさす。
湯の中なのに、壺の中がぬめぬめし出すのがわかる。
きっと愛液がとろとろと湯に溶け出しているのだろう。
そんなことをささやくと
「意地悪」といいながら腰を持ち上げる。
湯の中に寝そべっているこちらの顔の直前に
アヌスと口を広げたピンクの花弁がつき出される。
舐めてほしいのだろうか?
挑発するように腰を振っている。
「その手にはのるか」
という気分で、舌は使わず
いきなり立ち上がり、
つき出された性器に後ろから襲いかかった。
片足を湯船にもちあげさせて思いっきり突き上げる。
クンニの期待をペニスで裏切ったわけだ。

それがむしろ喜悦となったようで、
腰を突き出したまま激しくグラインドを始める。
助けを求めるかのようにうごめいた手がコックに触れ
シャワーから湯がはげしくほとばしり出す。
濡れるのを嫌ってせっかくアップにしたのに
適温の湯を頭からかぶってしまう。
濡れて顔にかかり、片目を覆った髪。
髪の間から大きな瞳が欲情に輝いてのぞく
女にとっても、男にとっても
ひどく興奮するシーンとなった。
だから、シャワーは止めなかった。
いや、止める余裕もなかった。

女の回転運動。
男のピストン運動

その動きがどんどん速度を増すにつれて
アクメの時が近づいてくる。
「奥に、もっと奥に。大きいのちょうだい。」
おねだりのささやきのアルト
おまんこがいい。おまんこがああ。」
喜悦の叫びのメゾソプラノ
「うわあ、イクよ。イクよ。イっちゃうよおお。」
激情のシャウトのソプラノ

ヒクヒクという動きが間隔をつめてくる。
ペニスの先を締める力がゆるむ。
根元をつかむ力が増す。
ペニスの先を締める力がゆるむ。
根元をつかむ力が増す。
ペニスの先を締める力がゆるむ。
根元をつかむ力が増す
やがて
性器全体が
ペニス全体を
吸い込むようになる。
そして「死んじゃう。死んじゃう。」
と言いながら、バスルームの壁に顔を押しつけて
果ててしまった。
こちらはといえば、中に出さないようにするのが
やっとだった。
これまでの相手の多くはなぜか
中に出すことをせがむのだが、さすがに初めての相手だ。
脈打つペニスをその瞬間にずるりと抜き出して
くねり続ける腰に、荒い息とともに白濁を振りかけて
アヌスから臀部全体に塗りたくった。

降りかかるシャワーに美しい顔をビショビショにしながら
のろのろと手を腰に回してかけられた精液をすくう。
そして白眼が多くなった卑猥そのものの目を
こちらに流しながら、その手をペロペロとしゃぶる。
でも、ほとんどがシャワーの湯で流れてしまっているのが
お気に召さなかったらしく、「後で、もっと」とつぶやいた。

それにしても、激しい快感だった。
長い休憩をとらなくては、とても再び挑めそうもない。
すっかり萎縮したペニスを見ながらほほえむ顔が
だんだん
魔女か、
吸血鬼か、
雪女
みたいに思えてきた。
いったい、誰がこの女の身体を蹂躙してきたのだろうか?
あるいはこの女が男を蹂躙してきたのだろうか?
そんなに多くの男とは寝ていないだろう。
だが、秘めやかな少数の関係の中で
セックスのレベルを徐々に高めてきたのだろう。

確実に彼女上司であろう初老の男
それが誰か知る由もないが
嫉妬と同時に同情を感じたのはなぜだろうか?

(続く)

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