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書籍:58の物語で学ぶリーダーの教科書

2016年10月05日 23:36

今日の紹介は、川村真二氏の著書です。


■58の物語で学ぶリーダーの教科書
川村 真二(著)


リーダーとしてあるべき姿を58の実際にあった物語を通して学べる一冊です。

これからリーダーになる方はもちろん、既にリーダーになって時間が経っている方も、得られる部分は多いかと思います。
リーダーの皆さまもこれから新しい物語を作っていきましょう。
また、今までの経験を棚卸して、ストーリー化してみましょう。
意外な気づきがあるかもしれません。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。


●同じコップの残量(水を増やすことはできない)を見て、ネガティブ思考者は「もうこれしか残っていない」と考え、ポジィティブ思考者は「まだこんなに残っている」と考えるというのです。
問題はこのあとです。
「もうこれしか残っていない」とネガティブに現状をみたリーダーが、次にどんな結論を出すかです。
単純に「だから、もうだめだ、もう無理だ、皆あきらめよう」と結論づければ、終始一貫、ネガティブ思考で救いようがありません。
しかし、「もうこれしか残っていない」「だから、より有効に残りの水を使う方法を皆で考えよう」と結論づければ、より有効な「具体的な水の使用方法」の立案が可能になります。
ポジィティブ思考は、途中、人の気持ちを明るくします。
ただし、方法論の欠落したポジィティブ思考はただの「のうてんき」で、やはり意味がありません。
真のポジィティブ思考のリーダーは、「まだこんなに残っている」「だから、大丈夫だ。逆転可能だ。皆もうひと踏ん張りしよう。あわてず、より有効な水の使い方を考えよう。皆の意見がほしい」とメンバーを励まし、希望を与えつつ、良案を求めます。

●PDCAのCheck、Actionが弱くなる理由
1.Planの段階で、Check、Actionの方法を明確に決めていないため、ついCheck、Actionのステップをいいかげんに過ごしてしまうのです。
いつ、どうやって、誰が、どんな尺度で目標達成数値を把握し、問題、原因の分析をするのか。
また、その結果を誰に伝え、問題、原因のレベルに応じてどう対策をとるのかを計画時に決めておかねばなりません。それをあいまいなまま仕事をはじめるために、問題が起こったとき右往左往して場当たり的に対処し、何とか乗り切ると、原因分析を徹底的にやらず、根本的問題解決をしないまま、次の仕事にとりかかってしまうのです。
2.時間がないという言い訳
今日が終わると、明日のこと、今月が終わると来月のことで頭がいっぱいで、日常も多忙、振り返る時間がないというのです。
時間はつくるのです。
時間があれば、検討、処置(Check、Action)し、時間がなければ簡単な検討、処置でよいという、安易な考えでは成功の法則など実践できません。
それは、努力しないということと同義です。
忙しくても、Check、Actionの時間を最優先的にとるようにすることです。
時間をつくるためには、スケジュールを組むか、問題に気付いたとき、Here And Nowの原則(ここで今、やる)の実践で生み出すしかありません。
明日ではなく今日、今やるのです。
こうした習慣を続けているうちに、Check、Actionが、特別意識せず、スムーズにできるようになります。
3.厳しさをきらうため
Check、Actionの糧で、真に工夫、改善、改革がなされていくのですが、その出発点は、自分のあり方、やり方のまずさ、不足、ミスを見つめるという、つらい作業のため、つい手抜きをしてしまうのです。

●部下のマインドレベル、能力が高く、その仕事への経験が深ければ、プロジェクトや職務目標のみを示し、方法論は極力任せることになります。
つまり、その仕事をやり遂げる能力が高いと考えられる人には信じて任せます。
任せることによって、その人の力を発揮しやすくします。
ただし、タイムリーな報告、連絡、相談(ホウレンソウ)はしっかりと行うよう約束させます。
任せきりでは、部下側も心配ですし、リーダーに必要な情報が入ってこなければ状況変化に応じた的確な指示、指導もできなくなります。
信じて任せても、報連相はしっかりさせるわけです。
逆に、部下のマインドレベル、能力が低く、経験が浅ければ、方法を明示し、1つひとつの業務の開始、中間、終了での密なるホウレンソウを求め、また、そのつど指示を出して、無用な心配、不安をもたせず、確実、効率的に業務を遂行させます。
部下は小さな成功の経験を積むことによって達成感を味わい、自信を深めて成長していきます。
目標達成を主眼に、現在もっているマインド能力の度合いに応じ、また、今後の成長のチャンスを与える意味から権限の委譲の範囲、程度を決めていきます。

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