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物語 1 プロローグ

2015年09月19日 20:24

人は何故夢を見るのか、夢を追うのか。ある小学生は言った。
「大きくなったらぼくはウルトラマンになって悪いやつからお父さんとお母さんとお姉ちゃんを守るんだ。」
街の誰もが少年の夢を笑った。しかし、両親と姉だけは笑わずに聞いてくれた。信じてくれた。
少年は家族が大好きだった。少年の中での一番の宝物は父から買って貰ったミニカーでもなく家族の笑顔だった。裕福ではないが明るく笑いのたえない場所が少年のお気に入りだった。
それは一瞬にして崩れる脆く、儚いものであることを少年はその時知らなかった。

それは寒い寒い冬の日のことであった。
街には幸せそうに寄り添うカップル、色鮮やかなイルミネーションクリスマスを迎えた今日街中が楽しさに包まれていた。
少年の家でもクリスマスパーティーの準備が行われていた。少年はその日帰りの遅い父に少し怒っていた。なぜなら、母がみんな揃ってから始めたいと言っていたからだ。少年は待てなかった。目の前に並べられたごちそうを早く食べたくてしょうがなかった。
少年は小さな子どもみたいに足踏みしたりして、駄々をこねた。遅い、遅い、遅い。父を待つ時間は実際より長く感じた。そんな時玄関の扉が開いた音がした。「お父さんだ!」 少年は大きな声で叫んだ。
しかし、父はいっこうにリビングには向かってこない。心配した母が冗談交じりにパパのこと連れてくるからちょっと待っててね?と言って玄関に向かった。これが母とぼくの交わした最後の言葉となるとは思いもしなかった。
アナタ?子供達が待ってま……あなた達はだれなんですか!?」

三千字って即興で書くの辛い(∩´﹏`∩)

このウラログへのコメント

  • まりね 2015年11月06日 17:43

    ここコメントどんどん書いたら困る?
    ここならお金かからないかと思って!

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