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成程凄く大事♪話:喜び方の上手な人
2013年05月09日 09:26
木村耕一氏の心に響く言葉より
織田信長の命で播磨から但馬一円(現在の兵庫県)を平定し、安土城へ秀吉が戦勝報告に来た時のことである。
あいにく信長は三河へ出掛けて留守だったが、格別な褒美が用意されていた。
信長秘蔵の茶釜であり、[乙御前ノ釜(おとごぜのかま)]という名器である。
留守番から、この茶釜を受け取った時、秀吉はどれ程喜んだか…。
司馬遼太郎は『新史太閤記』の中に、次の様に描いている。
『藤吉郎は膝をすすめて拝見し、[やあ、わしにこの乙御前を]と、嬉しげに叫んだ。やがてするりと立ちあがり、乙御前を小脇に抱き…随分と重かったが…右手を高々とと挙げてひとさし舞を舞った。諸事、物よろこびの激しい男である。というより、人から好意をうけた時、思いきってよろこぶのがこの小男の流儀であった。[やれ、羽柴殿のおかしさよ]と安土城の留守番達はこの無邪気なよろこびように好意をもった』
こんな様子を留守番から報告を受けたら、信長は膝を打ち、手を叩いて喜ぶに違いない。
[又、何かしてやろう]という気持ちが自然とわいてくる。
普段から秀吉は嬉しいことがあったら素直に表現するようにしていた。
それが周囲の人々から可愛がられ、信用される基となり、戦国乱世を生き抜く大きな力となっていったのだ。
何かをプレゼントした時、相手が、本当に嬉しそうにしてくれると、こちらの心も幸せになる。
朝夕の食事でも当たり前のように黙って食べるよりも、作ってくれた人に[おいしいね][有難う]と言うと、どれだけ喜ばれるか分からない。
感謝の心を少しでも多く言葉や態度に表す努力をすることは、人間関係を保つ上でも大切なことである。
『思いやりのこころ』1万年堂出版
何かをプレゼントしたり、お勧めの映画や店を教えたりした時に、思った以上に喜んでくれる人がいる。喜び方の上手な人だ。
同様に、話を聴くのが上手な人は目を真ん丸くして驚いたり、頷いたり、メモをとったりして、表情や仕草からも[傾聴している]という姿勢が伝わってくる。
だから…[喜び方の上手な人]は感謝の言葉があるだけでなく、喜びの表情や動作という、全身で喜ぶ姿勢を持っている。
[喜び方の上手な人]には人から可愛がられる[可愛げ]がある。何を貰ってももブスっとしている人には人は寄り付かない。
いくつになっても喜ぶのが上手な、可愛げのある人でありたい。…今回考えさせられました
このウラログへのコメント
隣のトトロさん:私も意識したいと思います
日本人は感情表現が下手だからね。
オーバーなぐらいの方がいいのかもね。
hiro69さん:私もそう思います
喜びを表現しないと伝わりにくいですね。
素直に喜ぼう。
ありがとうございます。
もみじまんじゅうさん:こちらこそ有難うございます喜んで貰えると何かしてあげた方も嬉しいですよね
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