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月に一度の愛人・三夜目(後編)

2012年05月23日 08:11

月に一度の愛人・三夜目(後編)

芋川さんの上になって

芋川さんのを自分で中に導いて

そしてゆっくりと腰を上下させる・・・

「んっ、あぅ・・・」

ゆっくりと・・・

声を抑えるようにして・・・

芋川さんから目をそらさずに・・・

「なんか、いつもと違うような」

「違うと思いますよ、でも わたしがじゃない・・・」

「えっ?」

「いつもの芋川さんなら素直に喜んでくれる・・・」

「そんなことないよ」

「心がここにないし・・・」

「そんなことない」

「それが切ない・・・んっ・・・」

これは 半分 本当だと思う

芋川さんの中で奥様浮気がひっかかってる

このままじゃ 満足させてあげられない・・・

体だけすっきりさせるなら

簡単に出来るけど

ただ やれればいいって男の人だったら

それでいいと思うし

わたしも 搾りとっちゃうだけ・・・

でも、芋川さんは違うから・・・

頭のかなであれこれ考える・・・

でも考えがまとまらない

ちあきだったら それ相応な言葉を思いつくんだろうけど

高ぶっていく体と

乱れてる気持ちと

答えが出ないのに・・・

体は答えにたどり着きそうになっていく

悲しくなってきたよ・・・

軽く達する・・・

答が出てないのに・・・

かける言葉が思いつかないのに・・・

体だけは答を勝手に出しちゃうんだ・・・

なんか 悲しい気分だ・・・

ゆっくりと腰をまた動かしはじめる・・・

「やがみ君、僕のせいなのかい?」

「は、はい・・・何がです・・・?」

「泣いてるし」

気がつかないうちに涙ぐんでたみたい・・・

なんか 最近 すごい涙もろくなったな・・・

もうなんか思いつかない・・・

「芋川さん・・・」

「えっ?」

「戻ってきて・・・」

「えっ?」

「寂しいよ・・・」

「やがみくん」

「わたしを見てよ・・・」

「やがみくん」

芋川さんに引き寄せられ

力任せに抱きしめられる・・・

「痛いよ・・・」

「すまかなった 僕がうじうじしてるから」

「痛い・・・」

「君にそんなつらい思いをさせて」

「痛い・・・」

「わかるよ 心が痛いんだね」

いや 単に 力任せに抱きしめられ

痛いだけなんだけど・・・

確かに心も痛いけどね・・・

腰を抱えられてガンガンと突かれる

「あっ、いいっ、ああん・・・」

怪我の功名? 違うか

でも すごいよ・・・

スギちゃんじゃないけど

ワイルドだよ・・・

でも、ワイルド過ぎ・・・

荒っぽすぎだよ・・・

でも、いつもの芋川さんだ・・・

いや、いつも以上かも・・・

わたしも ついついつられて・・・

「あんっ、ああ、いいよ、芋川さん・・・」

「やがみくんっ」

「芋川さん 大好きっ・・・」



気持ちよかった・・・

今までで一番よかったよ・・・

芋川さんのとわたしのが混ざり合ったのを

きれいに舐め尽す

そしてお腹、胸と舐めながら 芋川さんにキスをする

ぴったりと寄り添って

髪をなでられてうっとり・・・

「芋川さんだよ・・・」

「えっ?」

奥様が変わったんじゃなくて 変わったのは芋川さんだよ」

「僕が変わった?」

「うん だって 今の芋川さんは奥様だけのものじゃないもの」

「どういう意味だい?」

奥様の体には芋川さんだけが刻まれてるの

でも 芋川さんの体には わたしも刻まれてるから」

「あ、そういう意味か、言われればそうかも」

「それに 芋川さんは ずるいし」

「僕がずるい?」

「芋川さんは 奥様浮気してて欲しいんだよ・・・」

「僕が?そんなことないよ」

「あると思う、芋川さん まじめだから・・・」

「まじめだから うちのに浮気してて欲しい?どういう意味?」

「芋川さんは 今 わたしと何してるんだい・・・?」

「何って セックスだろ?」

「そうじゃなくて 奥様のいる芋川さんは わたしと何してるんだい?」

「何って、浮気、あっ」

「そう 芋川さんは 今 浮気中なの。奥様を裏切ってる最中なの」

「あう」

「後ろめたさから奥様浮気してたらいいなって」

「そんなことない」

「言い切れます 芋川さん 」


芋川さんの目の前に顔を近づけてじっと目を見る

場の支配か・・・

ちあきの得意技だったな・・・

だんだん わたしも似てきたな・・・

目をそらす芋川さん

それがだめなんだよ・・・

場に飲まれたってことなんだから・・・

「それが事実なんだと思う・・・」

「そうなのか?」

「もし 浮気してたら どうする気だったんです・・・?」

「もし うちのが浮気してたら?」

「自分の浮気を棚上げして責めた・・・?」

「そんなことは」

「出来ないですよね 芋川さん 奥様大好きだものね

一時的には わたしが勝てても最後は奥様の勝ちだから・・・」

「そんなことないよ」

「わたしにはわかるんです・・・」

「何の根拠があって?」

「芋川さんから考えられない数の男性と肌を重ねてきたから」

「えっ?」

「芋川さんが夢中になってるわたしは そんな女なんです・・・」

さて こうなると・・・

4回目は 芋川さん次第だな・・・

これで終わりなのは寂しい気もするけど・・・

それも仕方ないか・・・

「やがみくんっ」

いきなり抱きしめられる

「僕はなんて小さい男なんだ」

「へっ・・・?」

「君にそんな過去があったなんて知らず

ただ 君に溺れるだけで 挙句にはうちのやつまで疑って

僕は最低な男だ すまない」

あの・・・どうしてそうなるのかな・・・

まあ いっか・・・

なんか 問題解決したみたいだし・・・

ただ ちょっと・・・

「芋川さん・・・」

「なんだい?」

「ちょっと・・・痛い」

「あっ、すまない つい力が入って」

「やさしくしてくださいよ・・・」

「うん わかった」



後は いつも通り・・・

夜中まで 芋川さんが限界になるまで・・・



そして お約束の朝食をして・・・


まだ 愛人ごっこは継続・・・


ただ なんとなくだけど・・・


やっぱり こういうのは・・・


長くは続かない・・・



              ・・・そんな予感がした

このウラログへのコメント

  • kh103033 2012年05月23日 08:37

    いつも芋川さんがうらやましいな~って思って読んでます。また新展開を期待しています。

  • たか 2012年05月23日 15:08

    人それぞれだけど…
    割り切れて、戻れる所がある人しか浮気は許されないのかもね…

  • りく1 2012年05月23日 22:24

    普通の恋愛なら考えなくてもいい事が、浮気だと考えなければいけない。
    考えられない人は破局に至る。

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