同棲−４

お互いに風呂から上がって、スッキリした・・・と思う・・・

だってよう覚えてないですよ。もう平素を装うので、いっぱいいっぱい。

彼女は「ビールでも飲んでればいいのに」と言ってくれた。

正直ビールの事なんか頭になかったです・・・

わしは照れ隠しで「折角だもの、マネに注いでもららわくちゃねｗ」

彼女も笑って、ビールを冷蔵庫から出してくれた。

カセットコンロも用意して、とりあえずワシはビールを飲んだ。

彼女は一生懸命すき焼きの用意をしている。

いいものですね（笑）幼いなりに満足感だった。

冷静に今考えると、２０歳と１８歳ですからね（・・・・・・）

時間はと言えば７時も回っていたと思う。

すき焼きをつまみながら、結構話ははずんでいた。

ここで質問、どんな話題で話がはずんでいただろうか？

って、わかるはずないですよね（笑）

実は「しょうゆ」と「タマゴ」で話が弾んでた。

ワシは東北、彼女は関東・・・・

まぁ、食べ物味付け的には南の方たちとは違い、大差はなかったが、

ワシは東北人として、さらに個人的に「しょうゆ」好きなんです。

しかも、お新香にさえ醤油かけたくなる、脳卒中まっしぐらの大馬鹿者。

アッちなみに話がそれるが、
カレーの隠し味も絶対にしょうゆ。
トンカツもテンプラも、しょうゆでいい人。

そのしょうゆの掛け方や、量でなんやかんや・・・

ワシらは普通に「タマゴ」に絡めてすき焼きを食べてた、

しかもその卵はかき混ぜ、醤油で少し味付けした物にわしは絡める・・・

彼女は醤油を入れないと言うし、そんなに泡立つ位かき混ぜないという。

あうだ、こうだ・・・おかしい、変じゃない・・・・

そんな感じで話もはずみながらご飯を食べていたと思う。

食事も終わり、ひと段落して、また世間話・・・・

と言うより、身の上話というのが正しいのか。

少しずつ、個人の話が深く掘り下げられていった。

ふるさとの話、子供の頃の話し、学生の頃の話・・・

当然まったく違う所で１８年過してきたのでものめずらしい話ばかり、

ワシはこの当時、まったく方言なんて直す気なかった人間なので、

酒も入り、饒舌なればなるほど、何度も聞き返される。

それがまたお互い「笑い」を挟んでの会話となっていた。

そんな中、お互いある共通点が浮かび上がっていた。

それが前回書いた「他の人と少し事情の違う所」だった。

しかも、偶然なのか、彼女も同じだった・・・・・

お互い、両親が「会社持ち」である事。

そう、お互いが会社の「跡取り」と言う事だった。

えっ、女性なのに・・・とお思いでしょうが。

彼女は「一人っ子」と言う事だったんです。

《マジこんなに引っ張っていいんだろうか。おかしい、最初の予定では２～３回で終わる予定だったのに。アカン、一夜供にするまでまだたどり着けんぞ。そもそも「同棲」までの経過となったら・・・いったいどんくらい書かなくてはいけないんだろう》



コメレスです。

まこさん、コメありがとう。
《あ～(//∀//)もし私なら｢すっぴんで出るか､もう一回ﾒｲｸすべきかぁ?｣って､お風呂で悩んでしまう! 》

すみません、その時代の１８・１９の娘は、ほとんど化粧なんてしてなかった。そんな事全然頭になかったですね。そもそも「理工系で技術系」の大学でしたので、女性陣も化粧なんてほとんど感じなかったなぁ。そんな古ーーーい時代のお話です。


よしみさん、コメありがとう。
《どんな恋バナになるかワクワクです！！前回の激しさは無いけど、純粋さが良いですね☆》

妄想と現実の違いですね（笑）妄想はいくらでも膨らませれるけど、現実はこんな感じですよ（笑）


kEI さん、コメありがとう。
《純な感じで初々しいなぁ～(^^ゞ ﾜｸﾜｸ o(^-^)o ﾄﾞｷﾄﾞｷ楽しみです｡ (^ﾆ^) 》

ハイ、こんな時代もあったんですよ、ワシにも（大爆笑）この頃のドキドキ感をいつまでも忘れないでいると・・・・こんな危ないおじさんになるんだぞ（謎笑）