甘い誘惑《28》･･・台風の眼??

　･･･飲み会が終わった後、俺は待ち合わせ場所へ向かった。

　店に到着すると既に香織はいつものカウンター席に座っていた。

　俺に気付くと香織はにっこりと微笑んだ。

　俺は席に着くと微笑みながら

　「･･･おまたせ。」

　「今夜はあまり時間が無くて御免ね？」

　「ううん。･･･また今度穴埋めしてね。笑」

　香織はそう言って軽くウインクした。

　（･･･多分香織は気付いてると思うが知らない振りをしてる。笑）

　「･･･そう言ってくれると助かるよ。苦笑」

　･･･俺達は他愛の無い話を一時間程して店を出た。

　店を出て別れる時に軽くキスを交わした。

　「それじゃまた。」

　「･･･うん。またね。」

　香織はそう言うと後ろを振り返る事無く足早に去って行った。

　（･･･香織は年齢の割りに大人だと思う。苦笑）

　･･･俺はもう一度店に引き返した。

　店に入ると俺はいつものカウンタースペースを通り過ぎ

　レストランスペースへ向かった。

　･･･一番奥のテーブルで美香は退屈そうにカクテルを口に運んでいた。（笑）

　･････そう実は同じ時間同じ店に香織と美香は居たのです。（笑）

　･･･俺に気付くと美香は笑顔になった。

　俺はテーブルに着くと店員にバーボンソーダを頼んだ。

　美香はカクテルをおかわりした。

　「･･･お待たせ。笑」

　「･･･もう待ちくたびれましたぁ。」

　「･･･香織さんはもう帰ったんですかぁ？笑」

　「ウ・・ ウン(・_・;)･･･まあね。苦笑」

　俺達はしばらくして店を出た。

　･･･勿論、ホテルへ直行して深夜の恋愛相談をしたのは言うまでもない。（笑）


　･･･････そして次回に続くぅ～!!!!