秘湯

福島にも結構秘湯がある。

今では秘湯といってもクルマでどこまでも行けるから、それなりに人がいる。

隠れているところが秘湯だからそれでも人はかなり少ない。

もちろん歩いて行くとこれはほとんど人がいないが、タダ歩くと難儀するな。

歩いて行く秘湯はだいたい山の上にある。絶景とはいわないが絶壁だ。

もちろん女と二人っきりだからやることは決まっている。岩場に囲まれているから正常位というわけにいかない、バックが定番だ。風が吹いているから寒くなると湯船に入り、暑くなるとハメながらでる。

そんなことを繰り返していると、シカが寄ってくる。シカは非常に警戒心が強い動物だがやってくる。1頭、2頭と。しまいにはけっっこういるな、数えたことがないから、それなりにいる。5，6頭くらいはいたな。

シカも、オレらがやっていることがわかっているから安心してやってくるんじゃないか。

女は気持ちよさに夢中だからシカなんて目に入らない。それどころじゃないな。

シカのヤツがだんだん近づいて、女の背中を舐め始めるのだ。女はオレだと勘違いしているらしく、喜びの声が高まる。

そして、まだもう一頭と近寄ってきて舐める、女はまだ喜ぶ。

とうとうシカのヤツ5頭くらいいたが3頭くらい舐めにきた。そのうちの一頭は女の顔も舐めていたな。もちろん、女は気持ちよさに夢中だ。虚空を彷徨っている。

ピストンを止めると気がついて女は騒ぐだろうから、シカが帰るまで止められなかった。

頃合いをみてシカにお帰りを懇願した、もう限界だったからな。


帰りに女は言ったな、ぼそっと、

アソコより背中の方が、気持ちよかった。

。。。。。。。