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若い世代の結婚は「HIJK」

2011年01月20日 20:19

若い世代の結婚は「HIJK」

結婚する前に妊娠する「できちゃった婚」で生まれた子が、全体の4分の1を占めるまで増えてきた。出産した女性の年齢が若いほど、でき婚率は高くなり、15~19歳では8割を超える。

そんな若い世代の結婚事情は、「HIJK」とアルファベット4文字で表現されるという。いったいどんな意味なのか。

20~30代は違和感なし,親の世代は抵抗感

10代の「でき婚率」は8割
10代の「でき婚率」は8割

テレビ有名人できちゃった婚ニュースを聞くことは、珍しくなくなった。2010年も、俳優瑛太さんと歌手木村カエラさんなど、結婚前に既に妊娠していたケースがかなり見られた。

厚生労働省は2010年12月9日、「出生に関する統計」を発表した。この中で、「結婚期間が妊娠期間より短い出生」の項目で、できちゃった婚の実情を明らかにしている。女性結婚前妊娠、その後出産した第一子の割合を見ると、2009年は25.3%。4人に1人は、できちゃった婚で生まれた計算になる。この割合は2002年の27.9%をピークに微減が続いているとはいえ、25%以上をキープしている。

年齢別のでき婚は、出産した女性の年齢が30~34歳では12.1%なのに対して、20~24歳だと63.6%に、また15~19歳では81.5%に跳ね上がる。

これだけでき婚が増えてくると、世間のイメージにも変化が出てくる。結婚式場の紹介など結婚情報を提供する「でき婚.com」に聞くと、「昔ほどマイナスイメージは聞かれなくなった」という。20、30代になると、周囲にもでき婚の知り合いがいるため違和感はないが、「その親の世代は、まだ抵抗感を持つ人が多い」と話す。

結婚前妊娠する風潮は、「HIJK」という4文字でたとえられる。作家のLiLyさんが著書の中で、最近の若い世代の恋愛結婚を表現したものだ。「エッチ(H)してから愛(I)が生まれ、ジュニア(J)が誕生し、結婚(K)する」のだという。妊娠がきっかけとなって結婚タイミングをつかむ、という形も定着しつつあるようだ。

でき婚の44%が5年以内に離婚

一方、気になるデータもある。「でき婚.com」が2009年、できちゃった婚をして5年以内の100人を対象に実施したアンケート結果によると、44%が5年以内に離婚したと回答したという。一方、厚労省が発表した2004年度の離婚率は37%。調査の実施時期や調査人数が違うため単純に比較はできないが、数値を比べる限りでは、できちゃった婚離婚率は高い。

アンケートでは、離婚理由まで詳しく把握していない。だが「でき婚.com」の担当者によると、「本当は結婚するつもりはなかった」というカップルの声があったという。妊娠を契機に「仕方なく」結婚したものの結局耐え切れずに破局、というケースだ。

ライブドアが、できちゃった結婚についてネットリサーチを実施した。「でき婚は悪くない」が54.8%で、「悪い」を上回った。「当人が幸せになれば、それで良い」「本当に子どもが欲しくてできたのなら悪いことではない」とする人もいるが、「結婚離婚は自由だろうが、でき婚の場合、犠牲になるのは、選択権の無い『できちゃった者』(注:子ども)の人権」「少なくとも推奨出来るものでは無い」という意見もある。

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