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「ザ・シャウト」 イエジー・スコリモフスキ監督

2010年05月05日 00:35

うーん、なんとも不思議な後味の映画です。

早春」という映画の監督であるイエジー・スコモフスキの監督作品です。というより、「アンナと過ごした4日間」の監督といった方がいいでしょうか。僕も後者を見て、この監督の以前の映画を見たくなってDVDを購入しました。つい最近まで絶版だったのですが、このつど再版されました。

とある精神病院スコアラーとして病院の医師から招かれた若者が、同じスコアラーであるクロスリーから、彼の過去を聞かされるという風に物語は始まります。
 海岸近くの寒村にすむ音楽家アンソニーと彼の妻は、海岸近くの砂丘で眠っているときに海軍の服を来た男が骨のナイフを持って襲ってくる夢を同時に見るのですが・・・。
 そして、アンソニーの家にふらりと訪れたクロスリーはオーストラリアで子供を殺したと打ち明け、さらに魔術についてアンソニーに語ります。彼は叫び声で人を殺すことができるというのです・・・。
 アンソニーの妻も魔術をかけられ・・・。
 果たしてアンソニーは、砂丘に向かい、砂の中から石を探し、クロスリーの靴を打ちつけ、石を4つに打ち砕くと、クロスリーの精神も4つに砕かれ・・・・。

 うーん、サスペンス映画というには超常現象の味付けが奇妙です。
 あまり後味が良くない映画なのですが、なんか気になる映画ではあります。

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