ＥＤ-27／育美先生

「初めまして。紫野です」
「こちらこそ、高橋です」
「こちらは、私の友達の惠子さん」
「一寸、何で私だけは苗字では無くて名前なのよ」
「ああ、失礼、辻さん」
「こちらは、友澤さん」
「初めまして辻です」

一台の車にしました
運転は当然僕になります
何時もより少し遠い群馬になりました
温泉が素晴らしいからです
横浜はまだ日中は暑い日も有りますが、さすがは山の中
もう紅葉です

辻さんは育美より少し上の、笑顔の綺麗な人です
話が上手くて明るい
ずっとニコニコしています
パーキングで育美にそれを言うと
「何故だか分からない？」
「何時もじゃ無いの？」
「あのね、紫野さんと旅行が出来て、嬉しくて仕方がないの」
「ふーん、そう？」
「貴方はもっと勉強しなさい」
「先生は育美でいい」
「はぃはぃ、教えてあげます」

「確かに、紫野さんは女にもてるわ」
「何でかな？」
「セクシー」
「男でもセクシーって？」
「当然あるわ。抱かれてみたいと思うでしょうね」
「育美先生？」
「二度と言わないからね、いい事？」
「わたしは、あなた、だけ」
「分かった!!」
「はぃ、解りました」
「いい生徒、ね」


着いたのが夜の９時でした
すぐに４人で宴会
本当はお風呂に入りたいのですが、後回し


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