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危険な逆ナンパ物語(1)@上海

2009年09月16日 23:39

危険な逆ナンパ物語(1)@上海

地球の歩き方上海」には、「一見して日本人だとわかる男性が一人で歩いていると、中国人女性から声をかけられる。そして喫茶店などに連れ込まれて楽しく話した後、目が飛び出るような高い金額の領収書を渡されるということがある」と書いてある。

実際、人通りが一番多い南京東路を一人で歩いていると、二人連れの若い女の子から何度も何度も声がかかる。

当時上海初心者だった小心者の鳳陽路は、当然無視するようにしていた・・・。

とある日曜のこと、南京東路を歩いていると、やはり何度か声はかかったが、怖いので無視していた。
・・・で、すずりや筆を売っている店に入って2,30分売り物を眺めて、外に出ようとしたその時、同じ店内にいた二人組の女の子と偶然?目が合った。

店から出ようとしたとき、その内可愛い方の子が声をかけてきた。

「これは、地球の歩き方のパターンとは違うよなあ。逆ナンパじゃなくて、二人とも店内で買い物していて偶然目が合っただけなので、大丈夫だろう」と思った鳳陽路、誘われるままに一緒にタクシーに乗って中華料理屋さんに食事に行った。

可愛い方の子はナースで、まだ片言だった中国語筆談で、三人で楽しく話をした。

お金を払う時になって店員が持ってきた請求書を見て、思わず目が点になった。
だいたい100元か200元だと思っていたら、900元近い金額(=約13,000円)だった。
とりあえずトイレに行って全財産を出してみたら、ぎりぎり。

8年後のすれっからしになった鳳陽路なら、汚い中国語で思い切りののしることもできただろうけど、この頃は言葉もまだまだだったし、怖い顔をした見せに人ににらまれて、泣く泣く支払うことになった。

100元近くは残ったので、タクシー代は何とかなったが、女の子たちは「これからカラオケに行こう」とかのんきなものであった。

地球の歩き方の変形版だったが、それを信じない私がアホだったね。
おそらく、カモを連れてきたら、悪徳料理屋からいくらかのキックバックがあるんだろうね。
やられたよねー。

でも、いつまでもそのままでは成長はない。
すれっからしになってからの逆ナンパ物語は、(2)でお話しすることにしましょう!

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