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沖縄産のランパブ嬢(5)

2009年08月11日 00:10

二人で電話で話す様になった。

もちろんお店にも遊びに行った。

最初は「今日行こうと思うんだけどいるかな」形式的な電話。

だんだんとお互いの事も話すようになってきた。



そんな関係から1ヶ月位だと思う。



誘ってみた。
仕事前に食事をしないか、と。



「いいよ」なんとなく言ってくれる様な気がした。



当日、時間になっても約束の場所に来ない彼女。1時間の遅刻

怒る俺に「来たからいいじゃぁん」と甘える彼女

おいおい、と思いつつも出会った当初に比べれば
かなり友達化して来たのかな、とちょっと嬉しかったりする。


彼女はよく食べた。美味しそうに食べる彼女に自分は色々薦めた。


それとなく一緒に住んでいる友達の話を振ってみた。


彼女がさあそろそろ一人で暮らしたいって」


ほっとしてそれ以降の内容は覚えていない。



19時頃、出勤に向かう彼女横浜駅で見送った。
結論から言うと彼女と「外」で会ったのは、この1回だった。



彼女の事は好きだった。繋がりたかった。

しかしだんだんと彼女に対して力を入れなくなってきていた。
お店にもあまり行かなくなった。

その頃、自分は他のお店の子にもアプローチをかけていたからだと思う。

理由は「こっちの方がヤレそうだ」ただそれだけ。

※その外国人好きのランパブ嬢の話はそのうち書こうと思う。



電話だけは続いた。
ランパブを辞めてキャバクラに変えた」嬉しかった。

彼女ならキャバクラでも十分通用するだろう。

しかし数ヵ月後、「やっぱりランパブに戻った」あらら、出戻りか。



この頃、自分は彼女の事好きだったかな。ちょっと自信がない。



彼女と行った食事から半年が過ぎようとした頃だろうか。

久々に友人と「あの店に行って見ようか」という話になった。



そう言えば、ここ数週間電話してないや。辞めちゃったかな。
お店に向かって歩いて行く。客引きの子がやけに多い。給料日後だからかな。
横目で見ながら通り過ぎる。


客引きの一人と目が合った。知っている人ではないな・・。目を逸らす。
しかし「ゆっきさん!」大声で呼び止められる。


一瞬目を疑った。



派手な衣装
大きな体。
ガラガラ声。



・・・変わり果てた彼女だった。


続く。

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