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「パッドマン 5億人の女性を救った男」レビュー☆

2019年06月10日 02:02

「パッドマン 5億人の女性を救った男」レビュー☆

アクシャイクマール主演他。「愛する妻を救いたい。」その想いは、やがて全女性たちの救済に繋がっていく―。インドの小さな村で新婚生活を送る主人公の男ラクシュミ(アクシャイクマール)は、貧しくて生理ナプキンが買えずに不衛生な布で処置をしている最愛の妻(ラーディカー・アープテー)を救うため、清潔で安価ナプキン手作りすることを思いつく。研究とリサーチに日々明け暮れるラクシュミの行動は、村の人々から奇異な目で見られ、数々の誤解や困難に直面し、ついには村を離れるまでの事態に・・・。それでも諦めることのなかったラクシュミは、彼の熱意に賛同した女性パリーとの出会いと協力もあり、ついに低コストナプキン大量生産できる機械を発明する。農村女性たちにナプキンだけでなく、製造機を使ってナプキンを作る仕事の機会をも与えようと奮闘する最中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる―。決して諦めない不屈の精神と妻への愛が“奇跡”を起こす!現代のインド安価な“生理用品”の開発に人生を捧げた男の感動の実話。

10/10点!!冒頭の曲の歌詞とラクシュミの行動すべてが奥さん好き過ぎて、ひたすらに可愛いです(*^^*)他のインド人男性と違い、こんなに献身的に愛してくれる気も利く夫でも、インド女性の順番的には「1位:恥 2位:死 3位:夫」くらいの順番なのか(>_<)インド女性にとって「恥」に該当することは大量にあるだろうから、夫はかなりランクが下だなと思ってラクシュミの愛と頑張りを思い、悲しみながら観ていました。ただひたすらに妻のためを思って頑張っていたラクシュミの行動が、妻を失ったことで折れずに、突き進んでいけたのは「正しいと信じる心」と「いつか妻もわかってくれる」と思ったからかな?後半、ラクシュミが妻を諦めているのかそうでないのかわかりずらい部分が少しありました。ラクシュミを導くパリー(ソーナム・カプール)が「インド都心部では(ラクシュミの作るような)オーガニック料理は高価。」だと言っていたように、日本やヨーロッパでは布オムツ布ナプキンオーガニックだと言って苦労しながら使う女性が一時期どっと増え、今も一定数います。彼女たちは「環境に悪いから」という理由以外にもやはり、今の日本でも「ナプキンは高価だから。」という理由なんです。オムツも然り。インドの問題は、女性の穢れ問題がタブーなので、その手の何か妙案や発明がされても広がることがないんですよね。話題にする場所がないから。雑巾みたいに汚い布を使っていても他の人を知らないから「皆もそうでしょ?」って勝手に思ってしまうところが怖いなと感じました。ラクシュミの何に感動したかと言うと、彼は大統領賞、国連ピーチ国民栄誉賞まで上りつめるのですが、それでも一貫して「妻を救いたい」という純粋な気持ちだけで、社交的になるわけでも金持ちになるわけでもなく、不器用一生懸命に、自分の願いを伝えようとする姿に心揺さぶられました。でも、「大統領賞」の段階ではまだナプキンだとわかると村中にそっぽ向かれていて、国連ピーチ国民栄誉賞となると「1位:恥」を「名誉」が超えるらしく、ラクシュミの愛や姿勢は何も変わっていないのに、それもなんか違うなって思ってしまいました。宗教的問題があるので、あまり知ったようなことは言えませんが、世界中女性が自分の考えや気持ちを信じて行動することが出来る教育が、小さい頃からやはり必須だと感じました。2018年公開。

このデジログへのコメント

  • しゅん 2020年01月13日 01:59

    お!10点!!
    これ、観たくてたまらない映画でした。(まだ観れてないですが。。今年はどうにかして観るようにします!)レビューありがとうございますm(__)m

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