デイドリームビリーバー

デイドリームビリーバーという曲は昔から好きで、もちろんモンキーズの原曲も好きなんだけど、忌野清志郎のカバーも好き。だけど忌野清志郎の方は聴くと切なくて涙目になってしまうから困る。

忌野清志郎は両親が実は本当の両親ではないということを知ったのはその育ての親が亡くなった時であり、実の母は彼が3歳のときに亡くなっていたことを知る。

その後、叔母から実の母の遺品を受け取りそこで初めて自分の母と触れる。

彼は実の母を「彼女」と呼ぶ。

デイドリームビリーバーはその母のことを歌った曲。


そういつも　彼女と暮らしてきたよ　ケンカしたり　仲直りしたり


と歌っているが、もちろん事実とは違う。

それゆえ自分はデイドリームビリーバーなんだ、というのがこの曲の真意で、

ずっと夢を見て　幸せだったなぁ　僕は　デイ・ドリーム・ビリーバー

母とずっと一緒に暮らしてきた、そんな夢を幸せだと言う。

ずっと夢を見て　いまもみてる　僕は　
デイ・ドリーム・ビリーバー


だからいつもこの歌を聴くと思う。

どういう気持ちでこの曲を歌っているのだろう。


ずっと夢見させてくれてありがとう


というのが最後のフレーズだからきっと感謝なのだろうけど


忌野清志郎は母の遺品を見たときに、

とても幸せなんだけど、涙が溢れてきて写真が見れなくなっちゃう

と書き記している。


https://youtu.be/Nk7YdIOOSsc